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“zkロールアップ”とは

分散構造の影響で、ブロックチェーンは動作が遅くなる傾向があります。1 つのトランザクションを何千ものEthereumノードで検証する必要がある場合、ネットワークの使用コストも高くなります。レイヤー2は、この問題に対する解決策となりうる仕組みであり、ロールアップが最も一般的なスケーリング方法です。

ゼロ知識 (ZK) ロールアップは、トランザクションを検証するために必要な最小限のデータを使用します。過剰なネットワークワークロードからEthereumの負担を軽減することにより、イーサリアムは高速かつ安価になります。

ロールアップ: Ethereumを高速かつ安価にするレイヤー2 スケーリング

Ethereumのパフォーマンスを向上させる方法はたくさんあります。これらのスケーリング手法には、ロールアップ、サイドチェーン、ステートチャネルなどがあります。レイヤ ー2のTVL(Total Value Locked)から判断すると、ロールアップは最も一般的なスケーリング技術です。

2022年11月のEthereum L2 TVL 出典: L2BEAT

ご覧のとおり、ロールアップはオプティミスティック(Optimistic)とゼロ知識(ZK)の 2 つのタイプに分けられます。どちらのタイプも、何百ものトランザクションを1つのトランザクションとしてローリングすることにより、レイヤー1(Ethereum)のワークロードを削減します。

この一まとめにされたトランザクションは検証され、データブロックとしてEthereumの公開台帳に追加されます。このEthereumのトランザクション量の削減により、レイヤー 1は混雑せずに済みます。また、Ethereumが混雑していないときは、Ethereumのガス代が大幅に下がるため、はるかに安く使用することができます。 

Ethereumのトラフィック量は手数料の上昇と一致しており、通常、bull市場で発生します。2021年5月の平均ガス代は71ドルでした。出典:Ycharts

これは、パブリックチェーンでは、トランザクションを格納するためのブロックスペースが限られているためです。したがって、ネットワークトラフィックが増えると、ブロックスペースの需要が増加し、バリデータは検証される各トランザクションに対してより多くの料金を請求することになります。

結局のところ、すべてのコンピュータネットワークでは、ある程度の帯域幅/計算リソースを消費する必要があります。ブロックチェーンの場合、そのコストはユーザー自身が負担します。

これが、レイヤー2が非常に重要な理由です。特に、ロールアップには、Ethereumエコシステムに高速で手頃な価格のユーザーエクスペリエンスを提供するという 2 つの効果があります。

ZKロールアップとは?

ロールアップは、トランザクションブロックを検証するためのEthereumのコンピューティングとストレージ要件を軽減するスマートコントラクトです。前述のように、ロールアップでは何百ものトランザクションを1つのトランザクションにまとめます。

新しいブロックとしてEthereumに送信する前に、単一のトランザクションで保持されているすべての取引を分解して検証するのは、ロールアップスマートコントラクトの役割です。ゼロ知識証明は、それを実現する方法の 1 つです。

ゼロ知識証明によるロールアップは、ZK-Syncなどのレイヤー2で、有効性証明を提出することによりロールアップを実行します。この証明は、ロールアップされたトランザクションが実際に本物であり、Ethereumに追加されたというレシートとして機能します。ゼロ知識暗号化は、最小限のデータのみを使用して真正性の証明を提供するため、ここで役立ちます。

言い換えれば、ZKロールアップは、詳細を明らかにすることなく、ブロックの有効性を提示します。トランザクションデータの負荷を軽減することで、ZKロールアップはプライバシー問題を改善しつつ、安価で高速なトランザクションを可能にします。 

ZKロールアップはどのように機能しますか?

ZKロールアップは、メインコントラクトと検証コントラクトの2つのスマートコントラクトで構成されます。どちらもEthereum上で動作し、連携してレイヤー1とレイヤー2をリンクします。

  • 主なスマートコントラクトは、ロールアップされたトランザクション/ブロックを格納します。また、チェーンの状態を比較して、ユーザーの引き出し/預金の状態を判断します。
  • 検証コントラクトは、ゼロ知識証明を使用してブロック内のトランザクションを認証します。

オフチェーン (Ethereumではなく) で動作する仮想マシンは、ZKロールアップを実行します。これはオフロード部分で、ZKロールアップがトランザクションを実行し、Ethereumが混雑しないようにします。Ethereum仮想マシン (EVM) 同様に、ZK仮想マシンはスマートコントラクトを実行するソフトウェアであり、ビデオゲームエンジンがゲームの全機能を実行してプレイ可能にするのと同じように機能します。

この仮想マシンを使用すると、ZKロールアップにより、チェーン外のEthereumトランザクションが単一のトランザクションにバッチ処理されます。しかし、単一のトランザクションを有効性証明としてレイヤー1に提出するため、依然としてEthereum自体に依存しているということができます。

このプロセスの意味するところは、ZKから得られたすべてのデータの更新は、Ethereum(そのEVM)によって正確性が確認されるため、ZKロールアップはEthereum自体と同じくらい安全であるということです。

最後に、ZKバッチトランザクションは有効性証明として送信されるため、簡潔な非対話型知識証明(SNARK)、または簡潔な透明性のある知識証明(STARK)としても知られています。

ZKロールアップの長所と短所

完全にEVM互換の仮想マシンを使用するOptimisticロールアップとは異なり、ZKロールアップは独自の仮想マシンを使用します。これにより、ゼロ知識証明を生成するために高い計算能力が必要になるという欠点が生じます。

このため、最大のスループットを達成するには、トランザクションデータをさらに最適化する必要があります。同様に、ZKロールアップに計算能力を要するほど、Optimisticロールアップよりもトランザクションコストがわずかに高くなります。

それにもかかわらず、Optimisticロールアップとは対照的に、ZKロールアップには資金を引き出すためのチャレンジ期間がありません。これは、ZKの仮想マシンが有効性証明としてトランザクションを既に送信しているためです。これにより、トランザクションの正当性の問題が事前に解決されます。その結果、ZKロールアップはOptimisticロールアップやPlasmaよりも高速です。

ZKロールアップのもう 1 つの利点は、トランザクションが並行して計算されるため、分散化が促進されることです。さらに、ゼロ知識証明により余分なデータが不要になるため、各トランザクションは必要最小限のみを保持します。言うまでもなく、これによりレイヤー2のスループットが大幅に向上し、Ethereumの混雑軽減にも寄与します。

そうは言っても、ZKロールアップの問題点の 1 つは、検閲の可能性です。この問題点は、単一ノードをトランザクションデータシーケンサーとして使用する一部のZKロールアップに起因します。

現在のZKロールアップ

ZKロールアップ技術は、急速に注目を集めています。このスケーリングテクノロジーを採用している最も一般的なネットワークの一部を次に示します。

  • ImmutableX – NFTおよびWeb3ゲーム用の汎用スケーラビリティプロバイダー
  • zkSync – zkSync2.0でEMV互換性のある最初のネットワークとして、最も高度なZKネットワークの1つです。
  • StarkNet – EthereumのdApps用のレイヤー 2
  • Aztec Connect – ZKロールアップのプライバシーを活用して、ブロックチェーン用のVPNのようなサービスを提供するネットワーク
  • Polygon Hermez – Polygon内のEthereumスケーリングソリューション

ZKロールアップを利用するdAppsの中で、最も人気のあるものとしては、レンディングのYearn Financeや、レバレッジデリバティブ取引プラットフォームであるdYdXがあります。その他の注目すべきDeFi dappsの大部分はzkSyncに存在します(Curve、Taker、ZigZagのほか、稼働前のものも多数)。

ZKロールアップはEthereumスケーリングの未来ですか?

2022年以前は、Optimisticロールアップは、完全にEVM互換の仮想マシンで実行されるため、スマートコントラクトをオフチェーンで実行できる唯一のロールアップでした。ZK ロールアップは、基本的なトークンの転送やスワップしか処理できなかったのです。

これは 2022年にzkSync 2.0の登場により一新されました。zkSync 2.0はEVM互換性と最大100,000トランザクション毎秒(tps)の速度の両方を提供することが可能です。最大のDeFiネットワークであるEthereumのセキュリティを活用することで、ZKロールアップは他のスケーリングソリューションよりも優れたセキュリティを提供します。

このスケーリングテクノロジーは、シーケンサーノードの集中化など、まだいくつかの課題に直面していますが、Ethereumのトップスケーリングソリューションになる可能性があります。

※この記事はこちらの記事を和訳したものになります。

おわりに

以上ZKロールアップについてでした。正直自分の中で完全に理解できた状態からはまだまだほど遠いと自覚があります。が、ただ読むよりアウトプットした方が自分の理解も深まりやすいので、こうして記事にしています。

正直ZK系のお触りを全然できていなかったので、今後は心を入れ替えて積極的に触っていこうと思います。それではまた〜

ZetaChainテストネットガイド

目次

はじめに

こんにちは、薬学生です。

今日は次世代のオムニチェーンを目指すZetaChainのテストネットについての紹介記事となります。

ZetaChainは、CosmosSDKを利用して開発されているLayer1ブロックチェーンで、Cosmos系以外のブロックチェーンを含む、全てのチェーンをつなぐことを目的に掲げている壮大なプロジェクトです。

ZetaChainに関するツイート 2022/08/11

そもそもZetaChainって?という方は、以下の紹介記事も併せてチェックしてみてください。

テストネットのやり方

手順1:ウォレット接続・トークン入手

まずZetaLabsのサイトを開きましょう。以下のように、Twitterの認証を促すポップアップが表示されますので、「Verify with Twitter」を選択してTwitterを認証しましょう。なお、こちらの認証はデータの読み込みのみを許可する内容ですので、勝手にツイートされるといった懸念はありません。また、Twitterのアカウントは1ヶ月以上前に作成したものでないと利用できませんので注意しましょう。

以下のような画面に遷移しましたら、内容を見つつ、「Continue」を選択していきます。

ウォレットの選択画面に遷移したら、MetaMaskとCoinbase Walletのうち、好きなウォレットを選択しましょう。

ウォレットの接続が完了したら、以下のようなZETAを申請できるページに遷移しますので、「Request Assets」を選択します。

以下のように5ZETAをリクエストできたとの表示が出れば準備完了です。なお、テストネットが混み合っており、正しくトークンを受け取れない場合があります。その場合は、Discordでもトークンを申請することができますのでそちらをお試しください。

ZETAトークンを手に入れたら、忘れないうちにウォレットの認証を実施しましょう。こちらのステップを忘れると、正しくZETAポイントを獲得できない可能性があります。リーダーボードのページから、以下の「Confirm Wallet」を選択しましょう。

手順2:スワッピング

それでは実際にZetaLabを利用してトークンをスワップしてみましょう。

以下、公式のMediumに掲載されていた動画がわかりやすかったので載せておきます。

なお、ガストークンが手元にない場合には、以下のサイトからそれぞれガス代をもらうことができます。

※PoWと名前にありますが、Merge後のGoerli testnetでも利用できます

これで最低限必要なテストネットはおしまいです!

なお、1日1回スワップすることで、1,000ZETAポイントを獲得することができます(このポイントについては後述します)。

手順3:新規ユーザーの参加促進・バグ報告

追加で、新規ユーザーをテストネットに参加するように呼びかけたり、バグを報告することによって、ボーナスポイントを獲得することができます。

画面上部の「Earn ZETA Points」を選択しましょう。

以下のように、Twitterシェアと、リンクのコピーが選択できますので、自身のinviteリンクを知り合いに紹介し、そのリンク経由でテストネットに参加してもらうことでポイントを獲得できます。

また、バグの報告については、Discordにて実施する必要があります。見つけた場合には、こちらから報告しましょう。

ZETAポイントって?

最後に、ZETAポイントって何なのかを簡単に紹介します。

こちらは手順でも紹介しましたが、テストネットを触ったり、新規ユーザーを呼び込むことでもらうことができるポイントです。以下、ポイントの獲得基準表です。

純粋に、このポイントが高いと将来エアドロップがあるのでは?と期待される方も多くいるかと思いますが、ZETAポイントは金銭的な価値やトークンと交換できるといったことはないとDiscordにてチームメンバーが回答しています。

ZetaChain Discordでのやりとり 2022/08/11

そのため、このテストネットを一生懸命頑張る必要はそこまでないかと思われますが、プロジェクト自体はとても面白い内容となっていますので、ぜひ試しに触ってみて、ラッピングを利用しないブリッジを試してみるのも良いと思います。

おわりに

以上ZetaChainのテストネットガイドでした。使用感はとてもよく、今後色々なチェーンを繋いでいく将来が楽しみです。また、こうしたいわゆるLayer0を目指すプロジェクトはいくつか存在するため、各プロジェクトがどのように進み、どのプロジェクトが生き残るのかも見守っていきたいと思います。

公式のテストネットガイドはこちらです(日本語版もあります)

ZetaChain

Website | Twitter | Discord | Docs

クリプト界隈注目ワード4選 in 2022年7月

目次

はじめに

こんにちは、薬学生です。

本日はクリプト界隈で注目されているバズワード4つを将来この時期にこんなワードが流行っていたんだと振り返りたいなと思ったため、記録を兼ねて紹介したいと思います。

それでは見ていきましょう!

バズワードに関するツイート 2022/07/22

バズワード4選

それでは一つずつ見ていきましょう。

– OAT

OATはOn-chain Achievement Tokenの略で、Project Galaxyというプロジェクトで発行されるNFTです。ユーザーはAMAに参加したり、TwitterフォローやGleamのタスクをこなすことでOATを獲得することができます。

獲得したOAT自体に価値があるかと言いますと、発行しているプロジェクト次第というのが回答であり、将来的にプロジェクトがトークンを発行したりするときの条件になるのではないかと考えてOATを集めているユーザーが多いです

また、純粋にOATを集めていくという行為自体が、楽しいと感じているユーザーも一定数います、猛者になると、同時に6個のAMAに参加しているとかいないとか、、、

– SBT

SBTはSoul Bound Tokenの略で、譲渡不可能という性質を持ったNFTです。

元々はVitalik氏が提唱したSBTですが、現時点ではそこまで(クリプト界の)大衆に普及している様子は窺えません。ただ、SBTはデジタルにおけるユーザーの履歴書として非常に強力なものとなると思われますので、今後どのようにSBTが普及していくのかが楽しみです。

– DID

DIDはDecentralized IDentifierの略で、分散型IDと訳されます。

こちらの概念自体の発祥は古く、Google検索でも2018年頃の記事がヒットしたりします。ただ、現時点では普及しておらず、私自身DYORが足りていないため今後の展望について全く予測ができません。

ただ、ローンチパッドによってはKYC専門の団体にパスポートや運転免許証の写真を提出しなければならず、抵抗感を覚えたユーザーも少なからずいるかと思います。KYCをそうした団体を介さずに実行でき、かつそちらの方がセキュリティ的にも安全だということが認知されれば、急激に拡大するのではないかと思います。

– ReFi

ReFiは、Regenerative Financeの略で、再生的な、地球環境をよくするプロジェクトのことを指します。

ReFiについては以前別の記事にて詳しく紹介していますのでそちらをご参照ください。

おわりに

以上バズワード4選でした。果たして半年後や1年後に振り返ったとき、これらの概念がどうなっているのか、非常に楽しみです。

Twitterだけだとどうしても情報が埋もれてしまうことがあるので、今後もTwitterで発信した内容を適宜ここで記事として残していきたいと思います。

それではまた〜

【Birdeye】Solana用チャートアプリ徹底解説

目次

はじめに

こんにちは、薬学生です。

みなさんSolanaを利用していて、チャートが確認しにくいなと思ったことはないでしょうか?

そうなんです、Ethereum、BSC、Polygonなどのチャートであれば、Dexscreenerという神アプリがあるため、確認に困ることはまずありません(他にも、PooCoinのような幅広い草コインに対応したアプリもあり、非常に層が厚いです)が、Solanaに関しては対応しているアプリが少なく不便な状態にありました

そんな中、今回紹介するBirdeyeという新しいアプリが登場してきました。こちらのアプリは、フラットな目線で見ても、これまで存在していたSolanaのチャートアプリの中では群を抜いて便利な代物となっています。

実は、Birdeyeを発見してつぶやいていたところ、とんとん拍子で日本アンバサダーに就任することとなりました。そのため、「忖度が入っているんでしょ」と思われる方もいらっしゃるかと思います(というか私自身はそう考えてしまいがちです笑)。

もちろん、アンバサダーとしてBirdeyeの良さを伝えたいという気持ちもありますが、むしろBirdeyeが便利なアプリだったからこそ情報発信し、結果としてアンバサダーになることになったという方が実際のところです。

Birdeyeアンバサダー就任ツイート 2022/06/02

さて、前置きが長くなりましたが、Solana界に新登場したBirdeyeについて紹介してきます!

なお、Birdeye含めSolanaのチャートアプリをまとめて紹介した記事はこちらです。

Birdeyeとは

BirdeyeとはSolanaのチャートツールであり、トレードデータのアグリゲーター(まとめサイト)です。DEX ScreenerpoocoinのSolana版とイメージするとよいかと思います。

またBirdeyeでは20の主要DEX/AMMに対応しています。もちろん、RaydiumやOrcaと言った代表的なDEXを含んでいますので、Birdeyeで見つけられないトークンは数えるほどしかないと考えられます。

✅Chart

それではチャートを見てみましょう。デフォルトだと以下のようにSOLのチャートが表示されます。

Chartの概観

簡単に画面のどこにどういった内容が表示されるかを整理すると以下のようになります。左側の基本情報の中からトークンアドレスをコピーしたり、Solscanにジャンプすることができます。また、右側のスワップの箇所は、JupiterというDEXアグリゲーターを組み込んでいるため、他のサイトに移動することなく、好きなトークンをスワップすることができます

Chart画面の説明

また、Birdeyeでは最大4つまでチャートを同時に表示することができます。チャートを追加するときは、四角で囲んだ+ボタンを選択しましょう。

複数チャートの表示

✅Find Gems

Find Gemsでは、トークンをランキング形式で検索することができます。

Find Gemsの概観

上の図の赤枠で囲んだところで、ランキングをカスタマイズできます。主なカテゴリは以下の通りです。

  • Most Viewed:トークンのページをユーザーが見た回数
  • Most Watched: ウォッチリストに登録されている回数
  • Most Trades: 取引高
  • Nano Cap: FDMC(完全希釈後マーケットキャップ)が$10M未満のトークン

またTVL・FDV・24h取引量・ホルダー数などで上限・下限を設定することも可能です。

そしてBirdeyeでは後述するSol360と同じように、自分でソートしたトークン一覧を可視化することができます。以下の図の「View 360」を選択しましょう。

View 360の選択

すると、以下のようにトークンの価格トレンドを視覚的に確認することができます(価格が上昇している場合は緑色、下降している場合は赤色で表示されます)。

View 360の概観

✅Sol360

Sol360とは、Solana上で流通しているトークンの価格トレンドを視覚的に確認できるツールです。価格が上昇している場合は緑色、下降している場合は赤色で表示されるので、一目で分かりやすいツールとなっています(色の濃さは上下率を示しています)。

Birdeyeでは、TVL(Total Value Locked)、24h Volume、24h Changeの3種類のランキングトップ100のトークンを視覚化できるほか、前述のFind Gemsの検索結果を元に視覚化することも可能となっており、非常にカスタマイズ性能が高いです。

Sol360の概観

✅Price Bots

BirdeyeではDiscord用とTelegram用の2つのPrice Botを用意しています。それぞれのBotについて見ていきましょう。

Discord用

まずPrice Botsのページから、「BIRDEYE’S DISCORD PRICE BOT 02」を選択します。

Price Botsの概観

以下のようにBotを導入するサーバーの選択画面に遷移しますので、①サーバーを選択した上で、②「はい」を選択しましょう。

Botを導入するサーバーの選択画面

以下のようにbirdeyePriceBotが右側のユーザー一覧に表示されていれば正しく導入できてます。

ユーザー一覧内のbirdeyePriceBot

それでは、実際にBotを利用してみましょう。以下のように、「/price (トークン名又はアドレス)」と入力することで、指定したトークンの[価格、24h取引高、24h取引回数、流動性、マーケットキャップ、ホルダー数、Birdeyeへのリンク]が表示されます。

Discord Botの利用風景

Telegram用

まずPrice Botsのページから、「Link to the bot: http://〜」を選択してBirdEye Price Botをフレンドに追加します。

Price Botsの概観

次に、自身のチャットグループにBirdEye Price Botを招待しましょう。招待が完了したら、「/setgrouptoken (トークンアドレス)」と入力して、そのグループ内で価格を表示したいトークンを登録します。

トークンの登録

それでは、実際にBotを利用してみましょう。以下のように、「/price」と入力することで、指定したトークンの[価格、24h取引高、24h取引回数、流動性、マーケットキャップ、ホルダー数、Birdeyeへのリンク]が表示されます。

Telegram Botの利用風景

✅APIs

BirdeyeではAPIを提供しています。このAPIではSolanaのトークンの価格、OHLCV(Open, High, Low, Close, Volumeの略)といった情報を取得することができます。

一般ユーザーからするとあまり使い道がないかと思いますが、Botトレーダーの方など、興味がある方はTwitter(日本アカ)までDMでご連絡ください。

APIで入手できるデータ

✅Newly Listed

Newly Listedのページでは、新たにDEXにリストされたペアを確認することができます。

ここから、新しく発行されたトークンや、今後成長するかもしれないプロジェクトを探すことができます。

Newly Listedの概観

おわりに

以上Solanaのチャートツールについて紹介しました。個人的に新たに出現したBirdeyeが非常に優秀だと思っています。もし、他にもチャートツールがあるといった情報がありましたら、Twitterで教えてもらえると助かります!

Birdeye

Solana’s trade data aggregator. Help you make better trade decisions.
Website | Twitter | Twitter(日本アカ) | Telegram

$USDHを発行するHubble Protocol(ハブルプロトコル)の紹介

目次

はじめに

こんにちは、薬学生です。

本日は、HubbleProtocol(ハブルプロトコル)についてのお話です。

こちら、Solana上で$USDHという暗号資産担保型のステーブルコインを発行しているプロジェクトになります。

まだまだこれから開発が進んでいくプロジェクトですので、今のうちに押さえておきましょう!

HubbleProtocolに関するツイート 2022/07/08

記事本編

それでは記事本編は以下から確認してください!

Hubble Protocolの紹介

Hubble Protocol: USDHを選ぶ理由

Hubble Protocol vs 他のレンディングプロトコル

Merge後のPoSインフラサービス『SSV Network』とは

目次

はじめに

こんにちは、薬学生です。

今回は近々実施される予定であるEthereumのMergeと、バリデータのためのインフラシステムを提供するssv.networkについて紹介していきます。

Mergeとは

まず、そもそもMergeとは何かを見ていきましょう。ざっくり言うと、MergeはEthereumのアップグレードで、コンセンサスメカニズムをProof of WorkからProof of Stakeに置き換えるものになります。

PoWやPoSについて詳しい解説は他のサイトで調べてもらえればと思いますが、PoWの場合、大量の電力を消費する必要があり、環境に悪いとの指摘が出ていました。一方、PoSの場合、PoWと比べて必要な消費電力を少なく抑えられることが可能であり、環境に優しいコンセンサスメカニズムだと言われています。このため、環境問題への意識の高い欧州をはじめとして世界的にPoSの実装が待ち望まれていました。

詳しいMergeの内容については、CRYPTO TIMESの以下の記事がわかりやすいと思いますのでこちらをチェックしてみましょう。

Mergeに関するツイート 2022/06/23

ssv.networkとは?

それではssv.networkとは何かについて紹介したいと思います。

まずssv.networkのサイトを見ると以下のように記載があります。

ssv.network is a decentralized staking infrastructure that enables the distributed operation of an Ethereum validator. An open source protocol for simple and scalable access to decentralized ETH staking for all.

ssv.networkはEthereumバリデータの分散運用を可能にする分散型ステーキングのインフラです。 分散型ステーキングにシンプルかつスケーラブルにアクセスするためのオープンソースプロトコルで、誰でも利用できます。

ssv.network

結局何ができるのか分かりにくいですね。簡単に以下の図でssv.networkの特徴を紹介します。

まず上の図がssvを利用しない場合のイメージになります。とてもシンプルな図ですね。$ETHをステーキングしている人がバリデータとしてトランザクションのバリデーションを実施することとなります。ただ、この場合の問題点として、バリデータがシステム障害などで正しくバリデーションを行えなかったりすると、報酬としてもらえる$ETHの量が減ってしまったり、最悪の場合バリデータから除名されるリスクがあります

この問題を解決するのが、ssv.networkになります。ssv.networkでは$ETHをステーキングした方に割り当てられるプライベートキーを、独自の技術で分割シェアし、それを利用してssv.network上の複数のオペレータがバリデーションを実施できるようになります。

これによって、複数のオペレータのうち、一人がシステム障害によって正しくバリデーションを実施できなかったとしても、他のオペレータが機能することによってバリデーションを実施でき、報酬の最大化が期待できます

詳しくは、こちらの公式サイトで確認してみましょう。

ssv.networkに関するツイート 2022/06/23

おわりに

以上、ssv.networkの紹介でした。正直、自身の理解が足りているか自信はありませんが、なんとなく雰囲気を感じ取ってもらえればと思います。

ZetaChain: 全てをつなぐブロックチェーン『オムニチェーン』の到来

目次

はじめに

こんにちは、薬学生です。

本日は、ZetaChainについてのお話です。

こちら、CosmosSDKを利用して開発されているLayer1ブロックチェーンになります。タイトルにもあります通り、Cosmos系以外のブロックチェーンを含む、全てのチェーンをつなぐことを目的に掲げている壮大なプロジェクトです。

まだまだこれから開発が進んでいくプロジェクトですので、今のうちに押さえておきましょう!

ZetaChainに関するツイート 2022/06/11

なお、ZetaChainでは現在テストネットを開催中ですので興味のある方はぜひ参加しましょう!

記事本編

それでは記事本編は以下から確認してください!

ZetaChain: 全てをつなぐブロックチェーン『オムニチェーン』の到来

おわりに

内容的に難しく、理解が足りていないところもあるかと思います。気づきの点などありましたらご連絡いただけると助かります🙇‍♂️

【AGLET】原資0で始めるMoveToEarn

目次

はじめに

こんにちは、薬学生です。

昨日突如日本のTwitter界隈で話題に上がってきたAGLETをご存知でしょうか?こちらはいわゆるMove To Earn(歩いてお金を稼げる、M2Eと略されることも多い)アプリです。

今回はこちらのプロジェクトの概要を紹介し、本当に稼げるのかを解説していきたいと思います。

なお、アプリの攻略方法などは目まぐるしく状況が変化していきますので、こちらの記事では具体的な稼ぎ方などの説明はしていません。代わりに、日本語情報のオススメ収集法を3つ紹介しますので、そちらの情報を参考にしながら、各自で情報収集を行うようにお願いします。

『AGLET』とは

まずAGLETとは英語で靴紐の先端の金具のことを意味しています。この意味を知っていると、M2Eプロジェクトなんだなということが分かりやすいですね。

Agletのイメージ Wikipediaより掲載

本題に戻りまして、AGLETはPokemonGOに近いイメージのスマートフォン位置情報ゲームアプリになります。ゲーム内でスニーカーを装備して歩くことでAgletコインを獲得し、そのコインを利用してゲーム内でレア度が高く、高性能のスニーカーを購入したり、各地に散らばるTreasure Stash(宝箱、PokemonGoだとポケストップのイメージ)を巡ってスニーカーコレクションを収集していくゲームです。

AGLETの魅力はなんといっても実在する靴を履いて歩くことができる点だと思います。私自身、スニーカーがとても好きなため、アプリ上とは言えadidasやnew balanceの人気なスニーカーをゲットできるという点がかなり嬉しいです。(個人的に、adidasのULTRA BOOST 1.0 ‘CREAM’の色合いが可愛くてたまりません。)

また、以下の画像にあるadidasnew balanceのほかにも、puma、reebok、vans、asicsなど大手シューズブランドの靴も対応しています。

また初期費用はかからず、最初に靴を2足もらえる点、一定の歩数に到達するごとにスニーカーを入手できる点も魅力として挙げられます。新規で始めようと思った人が参入しやすい環境が整備されていますね。

AGLETの歩数とリワード

AGLETでEarnできる?

みなさん一番気になる点として、AGLETで実際にお金を稼ぐことができるのかという点が挙げられると思います。

結論から言いますと、現状はまだお金を稼ぐことはできません

理由としては、AGLETはまだNFTやトークンの発行を実施していないためです。元々こちらのアプリはブロックチェーンの技術を利用しない位置情報を利用したスマホアプリとしてサービスを提供していました。PokemonGOと同様だと理解してもらえると分かりやすいかと思います。

そのため、現状AGLETで獲得できるAgletコインはアプリ内でシューズを購入する以外に用途はなく、トークンにスワップすることはできませんし、アプリ内で購入できるシューズもNFTではなく、従来のアプリ内のアイテムという立ち位置になります。

ではいつ頃ブロックチェーンに対応するのかと言いますと、2022年5月14日に最初のNFTが販売されます。なお、販売当初は通常のAgletコインではなく、Gold Agletコインでしか購入することができません(Gold AgletコインはApp Storeなどを通じて課金することで獲得できます)ので注意しましょう。

NFTに関するロードマップ AGLET公式Twitter 2022/05/06

また、NFTのマーケットプレイスとしてImmutableと提携したとアナウンスしています。ロードマップを見ますと、プレイヤーがNFTを売買できるのは2022年第3四半期予定とのことですので、最短で7月から入手したNFTの売買ができるようになります

このため、お金を稼げるようになるには最速で7月からということになります。ただ、それまでにアプリをインストールして歩いておくことで、今後Agletコインがトークン化(あるいは新しいトークンを発行)する時に給付金(過去のプロジェクトへの貢献に応じて獲得できるトークンのこと)がもらえる可能性もありますので、他のM2Eアプリを利用している方は、ひとまずインストールして歩くだけでも十分意味があるかと思います。

なお、アプリ自体は常に起動していなくてもバックグラウンドで動きますので放っておいても大丈夫ですが、ずっと同じ靴を履いていると、耐久力が0になってしまってAgletトークンを稼ぐことができなくなりますので、適度にチェックして手入れしてあげましょう

日本語情報の収集法3選

それではAGLETの攻略方法をどのように調べたら良いかについて紹介します。もちろん、英語の1次情報をリサーチするのが一番正確ですが、やはり英語で調べるというのはそれなりに手間がかかってしまいます。

ここでは日本語で情報収集できる3つの方法を紹介したいと思います。

  • 公式Discordのjapanチャンネルに参加
  • LINEオープンチャット「AGLET NEXT STEPN 情報交換コミュニティ」に参加
  • 公式公認Twitter「Aglet 情報局 kono」のフォロー

公式Discordのjapanチャンネル

AGLET公式Discordのチャンネルを下にスクロールしていくと、🇯🇵 | japanというチャンネルがあります。こちらでは主に日本人ユーザーが情報交換をしているほか、運営側もGoogle翻訳を利用して頻繁に発言しています。

公式Discord内のチャンネルですので、一番安心感があるのではないでしょうか。日本人ユーザー数が増えすぎて、チャットを追いかけることができないといった状況にならない限りは、こちらのチャットを利用するのがベストだと思います。

なおこちらのjapanチャンネルはDiscordに入るだけだと表示されません。以下の手順に従って、🇯🇵ロールを獲得することで表示されるようになりますのでご注意ください。

AGLET japanチャンネルの表示方法ツイート Aglet 情報局 konoさん 2022/05/06

LINEオープンチャット「AGLET NEXT STEPN 情報交換コミュニティ」

ゆきんこさんがLINEのオープンチャット機能を利用してAGLETの情報交換コミュニティを立ち上げています。

オープンチャットを利用したことがない方のために簡単に紹介しますと、オープンチャットはLINEアプリをインストールしていれば、誰でも匿名で参加することができます。そのため、Discordを利用することに慣れていない方の場合は、こちらのコミュニティの方が気軽に参加しやすいかと思います。またDiscordのチャンネルと比較すると、アットホームな雰囲気のコミュニティです。

こちらの記事を書いている2022年5月7日時点で既に200人以上の方が参加しており、活発にやり取りが行われていますので、試しに覗いてみるのもよいと思います。

AGLETコミュニティに関するゆきんこさんのツイート 2022/05/07

公式公認Twitter「Aglet 情報局 kono」

Aglet 情報局 konoさんという方が、AGLETに特化した日本語での情報発信を2022年5月6日から開始しています。AGLET公式の運営より許可を得た上で情報発信を行なっているとのことですので、情報の信憑性は高いと思われます。

ただ、こちらのアカウントを1人で運営されているとのことですので、どうしても公式の発表から時間差が発生してしまう可能性があります。個人的には、最新の情報を入手したい場合には公式Twitter、DiscordやLINEオープンチャットを利用、ここ最近の動向をざっと確認したいときにはこちらのTwitterをチェック、といった利用方法がよいかと思います。

AGLETに関するツイート Aglet 情報局 konoさん 2022/05/07

アプリのインストール

アプリのインストールはこちらからできます。iOSとAndroindの両方に対応しています。

また、以下の招待コードを入力することで、1万歩歩くと1,000Agletコインをボーナスとしてゲットできますのでよければご利用ください。

おわりに

以上、AGLETの紹介でした。雨後の筍のごとくM2Eアプリが乱立していますね。誰かが言っていたのですが、M2Eアプリは競合となりにくい(むしろ複数アプリを同時に利用した方がユーザーのメリットが大きくなる)という特性を有していますので、今後もM2Eアプリはどんどん出続けることが想定されます。

今回のAGLETは根底にブロックチェーンがなく、純粋なスニーカー愛があるということを、アプリの細部へのこだわりから感じます。こちらのプロジェクトで爆益が望めるとは考えず、健康ロングの意識で始めることをオススメします。

AGLET Linktree Twitter

『ReFi』とは ~環境×DeFiの最新トレンド

更新:2022/06/06

目次

はじめに

こんにちは、薬学生です。

みなさん”ReFi“という言葉を聞いたことがありますか?こちらは最近登場しはじめた環境保護✖️DeFiに関する新しいバズワードになります。

今回はReFiという言葉の意味について紹介しつつ、現在活動しているReFiプロジェクトを全て紹介していこうと思います。

ReFiに関するツイート 2022/06/06

ReFiとは

それではReFiとは何なのかを解説していきたいと思います。ReFiとは「Regenerative Finance」の略称で、和訳するとしたら『再生的金融』といったところになります。この再生的というのは、「自然環境をより良い状態に再生させるような」という意味になります。

このリジェネラティブという考え方は2020年ごろから海外で注目されているものです。同じような考え方として、SDGsに代表されるサステナビリティ(持続性)という考え方がありますが、リジェネラティブは単に現状を維持するのではなく、環境を再生するという、一歩進んだ考え方になります。

ReFiでは特に気候変動対策に取り組むプロジェクトが多いです。具体的には、二酸化炭素(CO2)の削減や、カーボンニュートラルを推進するプロジェクトが多くあります。

以下にカーボンニュートラルに関わる用語をまとめています。ReFi関係のプロジェクトを調べるときには、これらのワードが登場することが多いので、ぜひチェックしておきましょう。

ReFiプロジェクトまとめ

それではReFiプロジェクトについて一気に紹介したいと思います。なお、ここでは環境保護を掲げているプロジェクトをReFiプロジェクトとして幅広に紹介しています。厳密にはReFiではないものもあるかもしれませんが、ご容赦ください。

以下の3つがReFiプロジェクトの中だとTwitterのフォロワー数が特に多い3つのプロジェクトになります。

全体として、カーボンクレジットのマーケットを提供するプロジェクトが多いのですが、1番目のKlimaDAOと2番目のEnergyWebはそうしたプロジェクトと一線を画した固有のプロジェクトとなっています。EnergyWeb独自チェーンを開発したり、インフラ的な側面が強いプロジェクトで個人的に注目しています。

また3番目のSavePlanetEarthについては個別の紹介記事を書いています。そちらの記事はカーボンクレジットを利用してどのようにオフセットを行うのかといった全体像を理解しやすい内容となっております。カーボンクレジットのマーケットの仕組みについて詳しく知りたい方はそちらの記事もチェックしてみましょう。

残りのプロジェクトは以下の通りです。とてもたくさんありますね。まだフォロワーが1,000人くらいのプロジェクトも多く、今後ReFiがどこまで広まっていくのかは未知数ですが、長期的視野で見守っていくのが良いかと思います。

なお、こちらで紹介したプロジェクトは以下の記事でもう少し詳しく紹介しています。合わせてチェックしてみましょう。

おわりに

以上、ReFiについての紹介でした。どんどんいろんな言葉や考え方が登場してきますね。このReFiという分野の成長に期待です🙌

なおReFiの定義についてはこちらの記事を参考にさせてもらいました。英語の記事ですが簡潔にまとまっていて分かりやすい記事です。

Regenerative Finance (ReFi)

【コラム】NFTはDeFiにどう作用する?

こんにちは、薬学生です。本日は、DeFiとNFTの相乗効果についてのお話です。こちらの記事は、Polygonが掲載した記事を和訳したものになります。他でもないPolygon自体がこうした考察記事を書いていたので、しっかり内容を理解しようと思って、今回こちらの記事を書きました…

目次

はじめに

こんにちは、薬学生です。

本日は、DeFiとNFTの相乗効果についてのお話です。

こちらの記事は、Polygonが掲載した記事を和訳したものになります。他でもないPolygon自体がこうした考察記事を書いていたので、しっかり内容を理解しようと思って、今回こちらの記事を書きました。

Polygonのツイート 2022/04/08

なお、NFTとDeFiの関わりについては、この記事を書いている4月9日にイケハヤさんがちょうどVoicyで紹介しておりましたので、気になる方はこちらも聴いてみてください。無料で誰でも聴くことができます。

イケハヤさんのVoicyに関するツイート 2022/04/09

本文

ブロックチェーン技術の実世界での活用事例といえば、分散型金融(DeFi)と非代替性トークン(NFT)がWeb3の中心的存在として知られています。 しかし、これらの活動は直近のピークから低下しており、新しい成長を促す鍵は、DeFiとNFTの掛け合わせにあるのではないかという疑問が投げかけられています。

この2つの市場の違いは大きいのですが、相乗効果を生み出すヒントが隠されているのです。DeFiプロトコルは、金融レゴブロックのように、開発者が自由に新しいサービスを組み立てることができますが、それを構築するための資産のセットは有限です。NFTはチェーン上のあらゆるものを表すことができますが、流動性が低く、値付けが困難です。

NFTには、DeFiにすぐにでも適用できる特性があります。以下はその例です。

  1. NFTは非代替性があり、本質的にユニークであるため、DeFiにおいてよりパーソナライズされた特定のポジションを提供することができる。
  2. NFTは、その有用性と希少性に由来する価値を持っています。DeFiのプロトコルは、特定のNFTリリースの希少性と有用性を微調整して、NFTの売り出し価格を好きなように設定することができます。その後の価格は自由市場に委ねることが可能です。
  3. NFTを組み込むことで、ネイティブプロトコルトークンからガバナンスパワーの価格を切り離すことができます。プロトコルXが、ガバナンスの提案に投票するために必要なNFTのコレクションをリリースしたとします。ネイティブXトークン保有者はプロトコルフィーの80%を受け取ることができ、NFT保有者はガバナンス提案の投票権を保有し、プロトコルフィーの20%を受け取ることができるように設計します(訳者注:ネイティブXトークンはガバナンストークンではないため、投票権はNFT保有者のみが有します)。これにより、ネイティブプロトコルトークンの完全希薄化後評価額(FDV)が、そのプロジェクトの正確な評価額を反映するようになります

通常のトークンをステークして、ガバナンストークン(またはveトークン)を受け取ることは、すでにCurveが先駆的に行っている一般的な方法です。しかし、これはステークされたトークンが市場で流通しないため、価格を人為的に釣り上げるものです。また、ステークされたトークン総量に大きく左右される市場を作り出してしまいます。

トークンがどれくらいの期間ステークされるかを予測するのは難しいため、このガバナンスプロセスをNFTで分離することにより、トークン価値の透明性を高めることができます。さらに、特定のプロトコルを単に利用したい人と、プロトコルのメカニズムの改善(ガバナンス)に積極的な関心を持つ人の市場を分離することができます。このアイデアは、NFTとveTokenの両方を使用したハイブリッド形式のガバナンスを実施するために拡張することができます。

  1. NFTは簡単に取引できるため、プロトコルトークンをveトークンのためにロックしなければならないことから生じる非流動性を取り除くことができます。veトークンのためにトークンをロックする代わりにNFT を使用することで、veトークンの流動性バージョン(訳者注:veトークンの流動性?LP?veトークンは基本的に送金不可能だと認識していたため正確な意図は分かりません)の必要性がなくなります。
  2. NFT は、プロトコルのゲーミフィケーションを可能にします。GameFi を駆使してビデオゲームを開発しなくてもNFT を組み込むことで、一般的な DeFi プロトコルは、主なユースケースにメリットをもたらすゲーム的側面を獲得することができます。

そして、すでに現実の世界で重要な使用例がいくつかあります。一つは、最近の101体のCryptoPunksを担保にした800万ドルのローンに代表されるように、NFTを担保として使用することです。もう1つは、イールドファーミングです。流動性プロバイダーが提供したい価格帯を選択できるUniswap V3では、各プロバイダーの独自のポジションを表すNFTを発行しています。またDuality Financeのようなプロトコルでは、すでにNFTのLPポジションをローンの担保として受け入れています。

このトピックに関するより詳細な記事はこちらでご覧いただけます。また、より広範なPolygonエコシステムを探求し、ブログで最新情報を入手することもできます

おわりに

いかがだったでしょうか。個人的にはまだ、NFT✖️DeFiの未来の姿がどのようになっているのかは分からないな〜と思いました。また、FDVがプロジェクトの正当な評価額を示すことの代償として、トークンがロックされなくなることにより、大きな売り圧が生まれやすくなることが想定され、プロジェクト側からするとそのメリットがデメリットよりも大きいのかなど、考えなければならないことはまだまだある印象です。

今後もDeFiの成長から目が離せませんね!それではまた〜!

※なるべく読みやすいように意訳などをしておりますので、もし間違っているところがありましたら、Twitterなどでご連絡いただけると助かります。