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ASTRONAUTとは?お手頃ローンチパッドの参加方法ガイド

こんにちは、薬学生です。今回はAstronautを紹介したいと思います。ずばりAstronautはIDOに参加するために必要な資金が少なく、お手頃なローンチパッドになります。また、Astronautは…

目次

はじめに

こんにちは、薬学生です。

今回はAstronautを紹介したいと思います。ずばりAstronautはIDOに参加するために必要な資金が少なく、お手頃なローンチパッドになります。また、AstronautはBSC・Polygon向けのローンチパッドになります。

解説:ローンチパッド
ローンチパッドとは、新しいプロジェクトがトークンを売り出す(IDOを実施する)時に利用されるプラットフォームのことです。株式のIPO(新規株式公開)で例えると、証券会社がローンチパッドに相当します。

今回はそんなAstronautのシステムや、IDOに参加する方法を調べましたので紹介していきます。

なお、ローンチパッドにつきましてはこれまでいくつも記事を書いておりますので気になる方は合わせてチェックしてみましょう。

Astronautの魅力

Astronautの魅力としては、IDOの参加に必要な資金が比較的少額であることだと思います。具体的に言いますと、Polygon版だと1,000$pNAUT(100ドル程度)で確実にIDOに参加することができます。また、BSC版だと400$NAUT(400ドル程度)でFCFS(早い者勝ち)ラウンドに参加することができます。

Astronautの注意点

個人的に、以下の2点に注意する必要があると思います。

  • BSCとPolygonで参加条件が違う
  • 知的財産権的に怪しいプロジェクトを開催することも

まず、AstronautではBSC版とPolygon版でIDOの参加条件・参加方法が異なっています。後ほど詳しく紹介しますが、公式サイトなどの説明も少なめですので注意が必要です。

2つ目として、知的財産権的にかなりグレーなプロジェクトのIDOを開催しているという点があります。具体的には以下のツイートの通り、Ninja’s worldという、明らかにNARUTOを模倣したプロジェクトのIDOを開催していました。

Ninja’s worldに関するアナウンス Astronaut公式のTwitter 2021/12/02

もちろん、Ninja’s worldがNARUTOと知的財産関係で話を通してある可能性も(まずあり得ないですが)ないとは言い切れず、Astronaut自体が知的財産権を侵害している訳ではありませんが、そうしたプロジェクトのIDOを開催するということは、ローンチパッドとしての品位を下げてしまう行為だと思います。IDOへの参加は十分注意して行うようにしましょう。

$NAUT/$pNAUTの購入方法

では$NAUT/$pNAUTの購入方法について説明します。詳しい入金の方法などは、日本語で解説記事がたくさんあるかと思いますので、ここではざっくりとした手順の紹介のみとさせていただきます。なお、こちらで紹介する手順以外の方法でも始めることは可能ですので適宜お調べの上、始めてみてください。

$NAUTの購入方法(BSC)
  1. 日本の仮想通貨取引所(bitFlyerやコインチェックなど)で$ETHや$XRPを購入
  2. BINANCEなどのウォレットに仮想通貨を送金
  3. BINANCEで仮想通貨を$BNB(BSCの通貨)にコンバート
  4. BINANCEから、MetaMaskなどのウォレットに$BNBを送金
  5. MetaMaskをApeSwapと接続
  6. $BNBをApeSwapで$NAUTにスワップ

なお、$NAUTのチャートについてはこちらから確認することができます。また、$NAUTは購入枚数の4%が自動的にバーンされる仕組みとなっておりますので、必要枚数より少し多めに購入する必要があります(例:1,000枚購入する場合は、1,045枚程度を購入)。

Token Ticker: NAUT
Contract Address: 0x05b339b0a346bf01f851dde47a5d485c34fe220c
Chain: Binance Smart Chain(BSC)

$pNAUTの購入方法(Polygon)
  1. 日本の仮想通貨取引所(bitFlyerやコインチェックなど)で$ETHや$XRPを購入
  2. BINANCEなどのウォレットに仮想通貨を送金
  3. BINANCEで仮想通貨を$MATIC(Polygonの通貨)にコンバート
  4. BINANCEから、MetaMaskなどのウォレットに$MATICを送金
  5. MetaMaskをJetSwapと接続
  6. $MATICをJetSwapで$pNAUTにスワップ

なお、$pNAUTのチャートについてはこちらから確認することができます。

Token Ticker: pNAUT
Contract Address: 0xca469963a030a3670ed76832a6a181d280af108d
Chain: Polygon Network

IDOの参加方法

それでは、IDOの参加方法について説明していきます。

なお、Astronautでは基本的にKYC(本人確認)は必要ありません。ただ、ローンチするプロジェクトによってはKYCを要求される場合がありますので、常に最新情報をチェックするようにしましょう。

BSCの場合

BSC版のIDOは以下の3つのラウンドに分かれています。

  1. WHITLIST:Gleamの抽選で当選したユーザーのみ参加可
  2. ASTROSHOT:$NAUTホルダーのみ参加可
  3. ASTROCKET:誰でも参加可

WHITLISTラウンドは、Gleamのタスクをこなすことによって参加することができます。個人的に、Astronautはマイナーなため当選しやすい印象です。なお、Gleamはリファを友人に紹介した方がよいかどうか考察した記事もありますのでよければお読みください。

ASTROSHOTラウンドは、$NAUTホルダーのみがFCFS(早い者勝ち)形式で参加することができます。まず、$NAUTを必要枚数購入し、ウォレットに入れておきましょう(Astronautのサイトでプールする必要はありません)。購入の仕方は前の項目で記載した通りです。また、BSC版では以下のTier制度を採用しております。Tierが高いと購入できるトークンの上限が高くなります(例:GALAXYが$800ならMOONは$53)。詳しくはこちらの記事(英語)を参考にしてください。

ASTROCKETラウンドは、誰でもFCFS形式で参加することができます。なお、ASTROCKETラウンドはASTROSHOTラウンドまででトークンが売り切れなかった場合にのみ開催されます。

Polygonの場合

Polygon版は、BSC版と異なりアロケーション(割当て分を確実に購入できる)形式を採用しています。具体的には、以下の2つの方法でアロケーションを獲得できます。

  • Gleamで当選する
  • $pNAUTを購入してステークする

Gleamについては、BSC版でも紹介しましたが、SNSタスクをこなすことによって抽選に参加することができます。

$pNAUTのステークについては、Tier制度を採用しています。MOON・MARS・STAR・GALAXYの4つのTierがあり、一番下のMOONのTierは100ドル程度ですので、比較的お手頃にIDOに参加することができます。

おわりに

いかがだったでしょうか。以上でAstronautについての紹介は終わりになります。Astronautはお手頃に参加しやすい分、大きなリターンは見込めない印象です。ただ、中には面白いプロジェクトもありますので、しっかり調べた上でIDOに参加するとよいのかなと思います。

【完結】魔界系DeFi『PearZap』まとめ

こんにちは、薬学生です。 みなさん、8月の終わりにAPR10,000%超えで盛り上がりを見せていたPearZapを覚えていますでしょうか。 PearZapとはPearZapとは…

目次

はじめに

こんにちは、薬学生です。

みなさん、8月の終わりにAPR10,000%超えで盛り上がりを見せていたPearZapを覚えていますでしょうか。

PearZapとは
PearZapとは、2021年8月頃からPolygon・BSC・Fantom上にサービスを展開していたファーミング系プロジェクト。ユーティリティトークンは「PEAR」。2021年11月より新たにDEX(分散型取引所)の機能を実装し、新たにガバナンストークンである「JUIX」を発行予定であったが、コミュニティ離れなどを理由として12月にサービス停止を発表。
PearZapの公式サイトはこちら(BSC版Polygon版Fantom版

このPearZapにつきまして、12月10日に開発中止のアナウンスがありました。今回は、公式の発表の中身を紹介しつつ、どうしてPearZapが開発中止に至ってしまったのかを考察したいと思います。

開発中止のアナウンス PearZap公式Twitter 2021/12/10

開発中止に至った経緯

それでは、まず開発中止に至った経緯をおさらいします。公式の発表は以下の通りです。

■ここ数週間で何が起こったのか
PearZapのコアチームは、ここ数週間、できるだけ多くの注目を集めようと努力してきました。マーケティングチームは、可能な限り多くの注目を集めるために、約4、50万円をマーケティングに費やしました。開発チームは、新しいJUIX DEXをリリースし、$JUIXという全く新しいトークンを開発しました。$PEARが最大供給量60Mに制限されているため、$JUIXは、DEXトークンとして$PEARをバックアップするために必要とされました。

コミュニティは、私たちが考えていたほど、$JUIXに熱狂的ではありませんでした。JUIXのローンチは、ハードキャップの約15%しか調達できず大失敗でした。
ローンチ後、私たちは$PEARのキャップを外し、$PEARをDEXトークンとして使用し、$PEARに完全に集中することを提案しましたが、コミュニティはこの提案に反対票を投じました。
今チームができることは、$PEARの最大供給量の上限を上げ、ブロックごとの$PEARの排出量を減らすことだけです。しかし、これは問題を遅らせるだけで、$PEARの供給量は増え続けるでしょう。

■$PEAR価格はどうなったのか
BSCとFantomの$PEARの価格はPolygonよりも下がりましたが、この2つのチェーンは流動性が非常に低いという事実があります。最近、投資家がPearZapを見限ったため、売りが多くなっているようです。流動性が低いので、それらの売りが価格に大きな影響を与えています。
また、Polygonの価格も下がり続けており、買い圧力がほとんどないことからも、人々の関心が薄れてきていることが分かります

■では、どうするか?
コミュニティのバックアップがなければ、このプロジェクトは死んだも同然です。PearZapのコアチームは、DEXを上げるための打開策を持っていませんし、たとえそれができたとしても、$PEARは値下がりし続けることが予想されます。SNSでは、このプロジェクトを詐欺と呼ぶ人が非常に多く、その数は増え続けているようです。
PearZapチームはPearZapの開発を停止します。我々はこの決断の影響を理解していますが、残念ながら我々は出口の光が見えないトンネルの中でプロジェクトを継続する理由を見つけられません。
チームは常に正直で透明であり、最終的にも正直で透明であり続けます。チームはプールにすべての流動性を残していくので、コミュニティの皆さんには流動性を取り除いていただくようお願いします。
もちろん、これは私たちが望んでいたプロジェクトの進め方ではありませんが、私たちは現実的で公明正大でなければなりません。

(中略)

ここがPearZapの素晴らしい旅の終着地点です。私たちは、この旅に参加してくれたすべての人に感謝します。

PearZap Final Mediumより抜粋

こちらを読むと『コミュニティ離れ』がプロジェクト失敗の大きな原因であることが分かりますね。では、どうしてコミュニティ離れが進んでしまったのかを次の項目で考察したいと思います。

コミュニティが離れた理由

ここではPearZapからコミュニティが離れてしまった理由を大きく2つ挙げてみます。なお、ここで挙げる2つはPearZapに限定した話ではなく、魔界系のプロジェクトに共通して言える話だと思っています。もちろん、これ以外の理由も沢山あると思いますので、みなさんも考えてみてください。

  • ブームが過ぎてしまった
  • 他のプロジェクトとの差別化が難しい

●ブームが過ぎてしまった

こちらについてですが、いわゆる魔界と呼ばれるDeFiのファーミング系プロジェクトに対する興味・関心が全体的に下がったことが原因として挙げられると思います。

私自身もですが、魔界のファーミング系プロジェクトに流動性を提供することによって金利を稼ぐということに、ある種飽きてしまったのだと思います。また、今年の後半からはNFT・GameFi・メタバース・Web3.0といった新しいトレンドが出てきて、そちらに資金が流出していき、ファーミングの影が薄くなってしまった印象です

●他のプロジェクトとの差別化が難しい

この要因もとても大きいと思います。プロジェクトローンチ直後は、その高いAPRによってユーザーが集まり、資金が流入します。しかしDeFiの世界ではプロジェクトの根幹となるスマートコントラクトと呼ばれるシステムの全容がオープン化されている場合が多く、雨後の筍のように次々と同じようなプロジェクトが登場してきます。

そうした多くのプロジェクトが存在している中で、多くの魔界系プロジェクトは資金の流入を保ち続けるだけのインセンティブ(他のプロジェクトとの差別化)を維持できないという現実があります。そして、資金が流入しなくなると、トークンの価値も下がり高APRを維持することができなくなり、さらに資金の流入が減る…といったスパイラルに陥ります。

APRが下がり続けると、PancakeSwapなどの大手サービスとの差別化ができなくなります。そうなってしまうと、当然ユーザーは実績と安心感のある大手サービスを利用しようと考えるため、さらに資金が流出してしまいます。

このように『他の魔界系プロジェクト』『大手サービス』とのユーザーの取り合いに勝たなければ、プロジェクトが存続することが難しいという現状があります。

PearZapのよかった点

PearZapのよかった点としては、最後までコミュニティに対して誠実な対応をとったところが挙げられると思います。コミュニティに対して何も言わずに、アカウントを消して消失するプロジェクトがある中、PearZapは開発停止のアナウンスを実施しており、その点は評価できると思います。

なお、Twitterなどでスキャムだと騒いでいるアカウントもありましたが、PearZapの名誉のために個人の意見を述べておきますと、スキャムと運営がうまくいかないことは明確に分けて扱うべきだと思います。PearZapについて言えば、最終的には運営がうまくいかなくなりましたが、スキャムではありませんでした。

おわりに

以上、PearZapのまとめでした。9月に開始したこのPearZapの紹介記事も、ついに終わりを迎えてしまいました。投資という観点で言うと、プロジェクトに執着をしてはいけないと思います。今後も新興のファーミングプロジェクトは登場してくると思いますが、そうしたプロジェクトを見定めるときに、PearZapの栄枯盛衰を参考にしたいと思っております。

PearZap運営の皆様、長いことありがとうございました〜!