【Avalanche】アバランチローンチパッドまとめ

はじめに 今回は、今勢いのあるAvalancheにおいて新プロジェクトのIDOをホストするローンチパッドについて紹介していきたいと思います…

更新:2022/02/14

目次

はじめに

こんにちは、薬学生です。

みなさんAvalanche(アバランチ)を利用していますでしょうか。AvalancheのAVAXトークン(BSCで言うところのBNB)がこの記事を書いている11月7日に1枚84ドル超えでATH(All Time High)となっており、その勢いが感じられます(なお1月1日時点では3ドル台でした)。

今回は、そんな勢いのあるAvalanche上の新プロジェクトのIDO(Initial DEX Offering)をホストするローンチパッドについて紹介していきたいと思います。

解説:Avalanche
Avalancheとは、高速かつ低コストなトランザクションを特徴とした、dApp(分散型アプリケーション)構築用のオープンソース・プラットフォームです。dAppだけでなく、PolkadotやCosmosのように、独自のネットワークおよびブロックチェーンを作成することもできます。(COINPOSTより引用)

解説:ローンチパッド
ローンチパッドとは、新しいプロジェクトがトークンを売り出す(IDOを実施する)時に利用されるプラットフォームのことです。株式のIPO(新規株式公開)で例えると、証券会社がローンチパッドに相当します。

なお、Avalancheを含む全てのチェーンのローンチパッドを網羅した記事もあります。そちらもぜひチェックしてみてください。

Avalancheローンチパッドまとめ

それではAvalanche上にあるローンチパッドについて紹介したいと思います。この記事を書くにあたり色々調べていたところ、Avaxholic🔺さんが素晴らしいまとめを作成しておりました。そのツイートが以下になります。

Avalancheのローンチパッドに関するツイート AvaxholicのTwitter 2021/11/04

このツイートで紹介されている画像がこちらです。かなり分かりやすくAvalanche上のローンチパッドがまとめられていますね。

Avaxholicのツイートより

このまとめを参考に、他にローンチパッドがないか調べたところ、『AvaStarter』『AvaXlauncher』『GlacierLaunch』『TheAVXLaunchpad』『TraderJoe』『YAY Games』が見つかりました。これを踏まえて私がまとめた表が以下になります。

個別ローンチパッド紹介

それではAvalanche上にある10個のローンチパッドについて簡単にその特徴を見ていきたいと思います。

Avalaunchは個人的にAvalanche上で一番メジャーなローンチパッドなのではないかと思っています。事実として、IDOの実績も現時点で一番多くなっています。Avalaunchの魅力はやはり、『比較的少額の予算でも確実にIDOでトークンを購入できる点』かと思います。詳しくは、以下の記事にて紹介しておりますのでそちらもチェックしてみてください。

$XAVAのチャートはこちら

AvaStarterも最近開始したローンチパッドになります。こちらは、11月中旬にプレセールを予定していたのですが、メンバーのトラブルによりプレセールを実施せずにプロジェクトを開始することを決定しています。コンセプトとして、『IDOをより平等に』ということを掲げており、FCFS(First Come First Served)ではなく、Tier制によって確実にトークンを購入できる仕組みを重視しています。ロードマップだと最初のIDOが今年中に予定されておりますので、今後どうなるのか見守りたいと思います。

※AvaStarterは2021年11月よりTwitterを更新していません。運営を放棄した可能性もあります。

Avawareについてもファーミング・NFTマーケットを提供しています。ロードマップを見ると、ローンチパッドとしてのサービスがメインであり、後にファーミング・NFTマーケットとサービスを広げているようです。ただ、肝心のローンチパッドとしてのサービスは、8月末にIDOを実施以降一度も行われていないです。また、mediumの更新が9月を最後にして途絶えている点も個人的には気になりました。現状、次のIDOがいつ開催されるか分からないため、IDO目的という観点だと、Avawareも常時ステークしておくメリットは薄いと感じました

$AVEのチャートはこちら

AvaXlauncher
公式サイト Twitter

AvaXlauncherは、名前からするとAvalancheメインな感じですが、ユーティリティトークンのAVXLは最初にBSCで発行されたという少し変わった経緯を持ちます。11月にAvalancheでもAVXLが発行され、すでにブリッジも行われておりますので、どちらのチェーンで購入しても価格はほぼ差がない状況になっています。

また、BoadingBridgeのTier制に関する日本語訳もありますのでこちらもご参考にしてください。

$AVXLのチャートはこちら

GlacierLaunch
公式サイト Twitter

GlacierLaunchは最近開始したばかりのプロジェクトになります。元々はSafemoonAvaxという名前で活動していたとのことですが、リブランディングを実施したようです。すでにユーティリティトークンの$GLACを発行していますが、IDOは未実施となっております。なお、GlacierLaunchではMetaPlayで問題を起こした開発者をチームメンバーとして加えていました。現在はすでにチームから外れているとのことですが、開発が遅れているようです

Hey everyone, say hello to the time rug developer. We hired him in October to develop the launchpad. We were introduced to him through one of our project consultants under the impression that he was a quality full-stack developer. We’ve paid him a significant amount of money to develop the launchpad. The result of this last 4 months is a launchpad that still has a lot of bugs/issues that we are trying to work through, however we’ve stopped being able to get his attention. Maybe the community can.

皆さん、今話題のラグ開発者についてです。私たちは10月にローンチパッドの開発のために彼を雇いました。プロジェクト・コンサルタントに彼は質の高いフルスタック開発者だと紹介されました。私たちは、ローンチパッドを開発するために、かなりの金額を彼に支払いました。この4ヶ月間の結果、まだ多くのバグや問題を抱えたままで、私たちはそれを解決しようとしている最中ですが、彼にこだわるのはやめました。コミュニティならこの問題を解決できると思います。

Telegramより(意訳)

$GLACのチャートはこちら

LydiaFinance
公式サイト Twitter

LydiaFinanceはローンチパッドに特化している訳ではなく、DEX・ファーミングなど、DeFiの総合的なサービスを提供しています。人気かどうかを置いておくと、イメージはパンケーキスワップに近いサービスかと思います。そのためIDOを頻繁に実施している訳ではありませんので、IDO目的という観点だと、LydiaFinanceに常時ステークしておくメリットは薄いと感じました

$LYDのチャートはこちら

PenguinFinance
公式サイト Twitter

PenguinFinanceについても、ファーミング・ゲームなどのサービスも提供しており、総合的なDeFiサービスといった印象を受けました。また、他のローンチパッドと比べると公式のキャラクターのブランディングを実施しており、コレクティブルのNFTを作成していたり、1分20秒のアニメーションを作成しています。余談ですが、ペンギンが船に乗って旅をしていて、泳げばよいのではとツッコんでしまいました笑。キャラクターが可愛いため個人的に気に入りましたが、LydiaFinance同様、IDOの頻度が少なそうですので、IDO目的という観点だと、PenguinFinanceに常時ステークしておくメリットは薄いと感じました

$PEFIのチャートはこちら

RocoFinanceは、GameFiに特化したプラットフォームであり、ゲーム開発者にとって使い勝手の良いプラットフォームだと感じました。というのも、ブロックチェーンゲームを開発する上で必要となる決済システムやソフトウェア開発キットなどのインフラ機能を、RocoFinanceが用意してくれているからです。10月中旬にAvalaunch上でIDOを実施したばかりのローンチパッドで、2022年2月までに4回ほどIDOを実施しています。RocoFinanceの詳しい内容は以下の記事をご覧ください。

$ROCOのチャートはこちら

TheAVXLaunchpad
公式サイト Twitter

AVXLaunchpadはその名の通り、Avalancheのプロジェクトをローンチするサービスですが、ユーティリティトークンである$AVXはPolygon上で発行しています。また、AVXLaunchpadでは以下の画像の通り3つのTierを用意しており、全てのTierが割当てを保証されています(Guaranteed Allocation)。

ただ2022年以降、1月初旬に1度ツイートしてから更新がなく、現状そこまでTierを獲得する必要はないと考えています。

$AVXのチャートはこちら

TraderJoeはAvalancheの大手DEXになります。2022年になってから、新たに$rJOEというトークンを$JOEをステーキングすることで獲得できるようになりました。この$rJOEを利用することによって、RocketJoeという名付けられた新プロジェクトの資金調達に参加することができます。なお、$AVAXをステークすることで、LPトークンを獲得できるという独自の仕組みを採用しています

$JOEのチャートはこちら

YAY Gamesは2021年7月から本格始動したGameFiに特化したプラットフォームです。ローンチパッドとしての機能よりも、ゲーム開発・提供を重視しており、現在はBold Pointというゲームの製作に注力しています。BSCでサービスを開始し、その後Avalancheにサービスを展開しており、Avalanche公式が実施しているAvalanche Rushプログラムの対象に選ばれています

$YAYのチャートはこちら

個人的注目度ランキング

以下が、個人的なローンチパッドの注目度になります。A〜Eは稼働しているローンチパッド、Gは活動停止しているローンチパッドです。

注目度ローンチパッド名
AAvalaunch
BRocoFinance, TraderJoe
CAvaware, LydiaFinance
PenguinFinance
DAvaxLauncher, YayGames
ETheAVXLaunchpad, GlacierLaunch
GAvastarter

やはり、『Avalaunch』は、Avalancheのローンチパッドの中だと一番安心感があります。また、少額資金から、誰でもIDOに参加しやすいという点も、非常に好印象です。

次点としては、RocoFinanceとTraderJoeを挙げています。RocoFinanceはゲーム系のプロジェクト専門のパッドですが、開発を進めているゲームの完成度も高そうなため、そうした点からも期待が寄せられます。TraderJoeについてもローンチ機能を搭載したのは直近ですが、その資金調達の方法をかなり工夫しており、またDEXとしての知名度も高いことからBに入れています。

Cには、DEX主体の3プロジェクトを入れております。正直、ローンチパッドとしての魅力がとてもあるのかと言われると、難しいところになります。

Dには一応それなりに活動している2プロジェクトを入れました。YayGamesについてはRocoFinance同様、独自のゲーム開発を進めています。現在の注目度だとRocoFinanceに劣っていますが、着々と開発を進めてもらいたいですね。

Eには、現状ほぼ機能していない2プロジェクトを入れました。個人的にGlacierLaunchのサイトデザインがとても好きなのですが、運営チームの体制が弱い印象です。

おわりに

以上Avalanche上のローンチパッドについての紹介でした。個人的にはAvalaunchとRocoFinanceは知っていましたが、今回調べるまで残りのローンチパッドについては全く知りませんでした。いつものことですが、本当にクリプトの世界は広いなぁということを感じています。どこにチャンスが転がっているかは分かりませんので、Avalancheについても調査していきたいと思います。

余談ですがAvalancheは「雪崩」・「殺到」といった意味の言葉のようです。Avalancheはスケーラビリティの問題を克服したチェーンですので、トランザクションが殺到してきても大丈夫という意味でつけたのでしょうかなと考えたりしました。もし由来をご存知の方がおりましたら教えてもらえると嬉しいです。

“【Avalanche】アバランチローンチパッドまとめ” への 2 件のフィードバック

    1. ローンチパッドは、新しいプロジェクトの資金集め(IDO)をホストするサービスのことです!
      クラウドファンディングで例えると、キャンプファイヤがローンチパッドに当たる存在です!

      いいね

コメントを残す

WordPress.com で次のようなサイトをデザイン
始めてみよう