更新:2022/02/28
目次
はじめに
こんにちは、薬学生です。
みなさんEnjinstarterをご存知でしょうか。こちらはブロックチェーンゲーム・メタバース専門のローンチパッドになります。
Enjinstarterは12月に17個、1月に7個のプロジェクトのIDOを予定しており、今トレンドがきているローンチパッドになります。また、1月からEnjinstarterを盛り上げるプロジェクトとして、$EJSの買い戻しをしたり、BSC上で$WEJSを発行するなど、新しい取り組みを進めています。
今回はそのような盛り上がりを見せているEnjinstarterのシステムや、IDOに参加する方法を調べましたので紹介していきます。
なお、ローンチパッドの全体図をまとめ記事を書いておりますので気になる方はそちらもチェックしてみてください。
Enjinstarterの魅力
それでは、Enjinstarterの魅力を紹介したいと思います。個人的に、大きく以下の3つの点が気になりました。
- メタバース・ブロックチェーンゲームともにトレンドの分野
- Enjinの技術を利用
- コミュニティの要望への丁寧な対応
まず、Enjinstarterが対象としているメタバース・ブロックチェーンゲームはともにこれから波がくる可能性がとても高い分野である点です。メタバースについては、2021年10月にFacebook社が社名をMetaに変更したことで一躍スポットライトが当たるようになりましたね。また、ブロックチェーンゲームについては、AxieInfinityがとても有名ですね。ブロックチェーンゲームの『Play to Earn(ゲームをしてお金を稼ぐ)』というコンセプトは非常に魅力的ですし、これから一層盛り上がりを見せることが期待されます。
また、EnjinstarterはEnjinと提携しています。EnjinはNFTとブロックチェーンゲーム業界を牽引する地位を確立しており、マイクロソフトやCoinGecko、Lost Relicsなどの代表的なブロックチェーンゲームがEnjinのプラットフォームを利用しています。EnjinとEnjinstarterの運営は別ですが、そうした企業と提携関係にあることは、1つの好材料として考えられると思います。
最後に、Enjinstarterのコミュニティからの要望への丁寧な対応についてです。Enjinstarterの独自トークンである$EJSはこれまでEthereum上でしか購入できず、コミュニティからガス代が高いとの不満が出ていました。これを踏まえて、2022年1月13日にBSC上で$WEJSが発行されました。
また、これまでEnjinstarterのIDOでは$EJSを1つのウォレットでたくさん所有するより、少額を複数のウォレットで所持した方が購入できるトークンの枚数が多いという仕様になっており、コミュニティから不満の声が出ておりました。これを踏まえて、11月中旬にEnjinstarterは新しいTier制度を発表し、多くの$EJSを長期間保有しているユーザーが購入できるトークンを多くするシステムを導入することを発表しております。このように、コミュニティからの意見を積極的に取り入れて改善していく姿勢はとても好印象です。なお、新しいTier制度の詳細はこちらから確認できます。
Enjinstarterの注意点
では、Enjinstarterの注意点について紹介しようと思います。
- ガス代が高い(解決済)
- Telegramを利用しないと情報が入りにくい
まず、EnjinstarterはEthereum上で動いているローンチパッドですので、$EJSを購入する際、Ehereum上で取引を実施する必要があります。そのためガス代が無視できないくらいかかってきます。例えば、100ドル分のトークンを購入するためにガス代が100ドルかかる場合があります。期待されるトークンの値上がり益とガス代を比較して、利益が出るかをじっくり検討した上で購入するようにしましょう。
※なお、2022年1月からBSC上で$WEJSトークンを購入できるようになりましたので、ガス代はほぼ気にしなくて良くなりました。
また、Telegramを利用しないと情報が入りにくい点についてですが、Twitter・Mediumで公開されているIDOの説明が分かりにくいためです。個人的にTelegramは1日で数千件のやりとりが流れていくため利用しにくい印象ですが、「CTRL + F」で調べたい単語を検索したりして情報を収集しています。なお、アドミンはそこそこ機能している印象ですので、どうしても分からない場合は直接質問してみるのもありだと思います。テレグラムはこちらから参加できます。
※なお、2022年2月時点ではMediumの説明も増えて、かなり分かりやすくなっています。
また、いしきさんがEnjinstarterの日本テレグラムを作ってくださっています。こちらのグループで情報共有をしたりできますので、興味のある方は参加してみましょう。
$EJS・$WEJSの購入方法
では$EJS・$WEJSの購入方法について説明します。詳しい入金の方法などは、日本語で解説記事がたくさんあるかと思いますので、ここではざっくりとした手順の紹介のみとさせていただきます。なお、こちらで紹介する手順以外の方法でも始めることは可能ですので適宜お調べの上、始めてみてください。
また、Ethereum-BSC間でトークンをブリッジすることも可能です。詳しい手順はこちらの記事に記載がありますので、ブリッジしたい方はそちらを参考にして行いましょう。
$EJSを購入する場合(Ethereum)
- 日本の仮想通貨取引所(bitFlyerやコインチェックなど)で$ETHを購入
- 仮想通貨取引所から、MetaMaskなどのウォレットに$ETHを送金
- MetaMaskをUniswapと接続
- $ETHをUniwapで$EJSにスワップ
なお、$EJSのチャートについてはこちらから確認することができます。
Token Ticker: EJS
Contract Address: 0x96610186F3ab8d73EBEe1CF950C750f3B1Fb79C2
Chain: Ethereum Network
$WEJSを購入する場合(BSC)
- 日本の仮想通貨取引所(bitFlyerやコインチェックなど)で$ETHや$XRPを購入
- BINANCEなどの海外の仮想通貨取引所に仮想通貨を送金
- BINANCEで仮想通貨を$BNB(BSCの通貨)にコンバート
- BINANCEから、MetaMaskなどのウォレットに$BNBを送金
- MetaMaskをPancakeSwapと接続
- $BNBをPancakeSwapで$WEJSにスワップ
なお、$WEJSのチャートについてはこちらから確認することができます。
Token Ticker: WEJS
Contract Address: 0x09f423aC3C9baBBfF6F94D372b16E4206e71439f
Chain: BSC
IDOの参加方法
それでは、IDOの参加方法について説明していきたいと思います。実際に、IDOに申し込み、トークンを受け取るまでの流れは以下の通りになります。
※こちらに記載している内容は、2022年2月23日以降のルールになります。
- EnjinstarterのサイトからKYC(本人確認)を完了する
- 必要な枚数だけ$EJS/$WEJSトークンを購入する
- $EJS/$WEJSトークンをEnjinstarterのサイトでステークする
- IDOの3日前までにホワイトリストの登録をする
- 実際にトークンを購入する
- TGE(トークン発行イベント)のタイミングで、購入したトークンを受け取る(受け取り方はIDOによって異なる)
1~6までの行程のうち、注意が必要な点をいくつか紹介します。
1.KYC
現在KYCを実施する場合には、パスポートが必須だという話があります。今後、運転免許証などでもKYCが実施できるようになる可能性もありますが、注意しましょう。(2022/01/02追記)
こちら、運転免許証でもKYCができたとの証言がありました。(2022/02/28追記)
3.ステーキング
この点が2022年1月までと大きく変わっています。これまではウォレット内でトークンを保有しておけばよかったですが、今後はEnjinstarterのステーキング用サイトで$EJS/$WEJSをステーキングするか、流動性マイニング(LPトークンをステーク)する必要があります。
ステーキングページに表示される内容について、以下の画像でまとめて紹介していますので確認してみてください。

また、流動性マイニングについては、$EJS-$ETH/$WEJS-$BUSDペアに対応しています。なお、LPをステークする場合には、価格変動により、ステークしている$EJS/$WEJSの枚数がTier要件より少なくならないように注意しましょう。テレグラムでの運営の回答によりますと、LPを組んだ場合でも、Tierの判定は$EJS/$WEJSの枚数に依存するとのことです。Tierを達成しているかのチェックは運営によってランダムなタイミングに実施されます。その時間にたまたま$EJS/$WEJSの価値が上がり、必要枚数を下回らないよう、十分な枚数をステークするのがよいかと思います。
なお、IDOに参加するためには1,250$EJS/$WEJS、アロケーションが保証されるためには25,001$EJS/$WEJSをステークする必要があります。
$EJS/$WEJSステーク枚数 | Tier | 参加可能ラウンド |
---|---|---|
500,001以上 | Multiverse | Guaranteed & FCFS |
100,001〜500,000 | Metaverse | Guaranteed & FCFS |
25,001〜100,000 | Universe | Guaranteed & FCFS |
7,001〜25,000 | Galaxy | FCFS |
1,250〜7,000 | Star | FCFS |
- IDOに参加しないとその次のIDOのアロケーションが増える
- Multiverse Tier、ロック期間999日でステーク、LPトークンをステークのいずれかの条件を満たすと限定IDOに参加できる
1つ目についてですが、このようにIDOに参加しないことにメリットを設けることで、毎回のIDOに参加するユーザー数を調整し、一人当たりのアロケーションを維持する狙いがあります。なお、アロケーションの増加率は、トークンのロック期間などに依存して変動します。また、2回以上連続でIDOに参加しなかったとしても、その次のIDOのアロケーション増加率は1回参加しなかった場合と同じになります。
2つ目についてですが、これまでは限定IDOへの参加はMultiverse Tierのユーザーに限定されていました。今後は、月に2、3回の頻度で限定IDOを開催する予定とのことであり、Enjinstarterへのコミット率の高い3パターンのユーザーに対する特典となっています。
詳しい情報は公式のMediumをご確認ください。また、公式のMediumの和訳記事もありますのでそちらもご参考にしてください。
IDOの参加方法(当日の購入方法)
それでは、当日の参加方法について説明いたします。まず、Enjinstarterの「Active Projects」の中から、参加したいプロジェクトを選択します。今回は、「pathDAO」で説明を進めていきますので、pathDAOの「Learn More」を選択します。

トークンが購入できる時間になっていますと、以下のように「Participate」ボタンが選択できるようになりますので、そちらを選択します。

すると、以下のページに移りますので、「Proceed」を選択します。

ウォレット接続ページに移りますので、「Metamask」を選択してウォレットを接続しましょう。

ウォレットを接続すると、自分のアロケーションが表示されますので、購入金額を確認の上、「Proceed」を選択します。

EnjinstarterでBUSDを使用する権限を与えて良いかの確認画面に移りますので「Approve BUSD」を選択します。なお、過去にEnjinstarterでIDOに参加したことがあったとしても、毎回BUSDをApproveする必要があります。

Approveが完了しましたら、「Confirm Transaction」を選択し、トークンを購入します。

以下のように「Thank you」と表示されれば、無事トークン購入完了です。

購入完了後、実際にトークンが配布される日や、その配布方法はTwitterやTelegramでアナウンスされますので、最新の情報をチェックしましょう。
おわりに
以上でEnjinstarterについての紹介を終わりにいたします。最近ローンチパッドを色々見ているのですが、盛り上がりがすごいですね。個人的にはこうしたローンチパッドのトークンは、ニーズが持続するため価格が下がりにくく、IDOで購入した新規トークンは上市後価格が数倍に高騰しやすいため、比較的安定して利益を出しやすい分野なのかなと思っています。これからもブロックチェーンゲームやメタバースに関する情報を調べていきたいと思います。
なお、Enjinstarterについて比較的タイムリーに情報をつぶやいていますので、よければTwitterもフォローしてください。それではまた〜