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【圧倒的感謝】セルフGOXしたお金が戻ってきた話(BINANCE限定)

先日、セルフGOXしたお金を取り戻すことができました。今回はどのようにしてお金を取り戻したのかを紹介したいと思います…

目次

はじめに

みなさん、セルフGOXという言葉をご存知でしょうか。セルフGOXとは、以下の通り、自分の不注意で仮想通貨を無くしてしまうことを意味します。

セルフGOX
俗に、自分の不注意により、所持する仮想通貨を紛失または引き出せなくしてしまうこと。平成26年(2014)に大量のビットコインを消失したマウントゴックスになぞらえた造語。(コトバンクより引用)

私自身、10月の初め頃に1度セルフGOXを経験していました。

そしてこのセルフGOXしたお金を先日取り戻すことができました。今回はどのようにしてお金を取り戻したのかを紹介したいと思います。

実際のお金の取り戻し方

まず、私がどうしてセルフGOXをしたのかを簡単に紹介しておきますと、誤ってPolygonチェーンからBINANCEにUSDCを送金してしまいました。なぜUSDCを送れると勘違いしてしまったかと言いますと、BINANCEとMetaMaskの仕様の違いを正しく認識していなかったためです

BINANCEでは、仮想通貨の種類ごとに送金先アドレスを登録できるのですが、MetaMaskも同じ仕様だと勘違いしてしまいました。そのため、MetaMask(Polygon)からUSDCを送金するときに、以前MATICを送るときに利用したBINANCEのアドレスが表示され、「過去にもUSDCを送ったことがあるのか」と勘違いして送金してしまいました。

セルフGOXは自分の知識不足が原因だったと反省し、その後2ヶ月近く放置していたのですが、ふとBINACEの入金用ウォレットに、誤送金したUSDCが表示されていることに気が付きました。当然ですが、そのウォレットにMATICは入金できるということは、そのウォレットはBINANCEが管理している訳で、入金したUSDCが消えてなくなるはずがないですよね。それで、ふとBINANCEに依頼したらお金を取り出してくれるのではないかと思い至りました。

そこでBINANCEのサイトを見てみると、一番下に「サポートセンター」の文字が!

そちらをクリックすると以下のページに移りました。下の段に「入金非クレジット資産の回収」「入金不足または、間違ったタグ/メモ資産の回収」との記載があります。

最初は「入金不足または、間違ったタグ/メモ資産の回収」の方が正しいと思っていましたが、どうやらこちらはタグ・メモが間違った状態で入金した場合に特化しているようで、今回の事例は対象外でした。

今回の事例では、「入金非クレジット資産の回収」が正しい選択肢でした。そちらを選択すると、以下の「セルフサービスリカバリーのためのアプリケーション」というページに移ります。なお、セルフサービスリカバリーをリクエストすることができるのは、自身のバイナンスアカウントに入金された仮想通貨のみとなります。正しく、今回の私の事例ですね。

こちらで必要事項を入力の上、11月24日に申請をしたところ、なんと12月3日にお金がBINANCEのウォレットに入金されました。10日足らずで対応してくれて、とてもありがたかったです。また、手数料を取られると説明を受けていたのですが、私の場合は手数料が取られず、誤送金した全額が手元に戻ってきました

ちなみに申請情報については後から確認することができます。(なお11月24日に申請した申請が却下され、自動的に新しい申請(以下の画像)が行われていたため、申請日が26日付けになっています)

以上が実際に取り戻す時に行った内容になります。正直、まずお金は戻ってこないだろうと思っていたので、とてもありがたかったです。

また、今回BINANCEのサイトを見ていて、問い合わせフォームが見当たらないということに気が付きました。詳しく探してみたところ、パソコンからは見つけることができませんでしたが、スマホからだと以下の手順でチャット形式で質問を行えることが分かりました。こちらでは日本語の質問にも対応してくれていますので、もし困ったことがあればこちらから質問をしてみるのも一つの手だと思います。

考えてみるとバイナンスほど多くのユーザーに利用されているサービスだと、メールや電話で問合せを受け付けたらパンクしてしまいますよね。そうしたこともあって、なるべくマンパワーがかからないようにしているのだと思います。

なお、現在BINANCEではPolygonネットワークからのUSDCの入金に対応しています。そのため、この記事を読まれているみなさんは、同じような事態には陥りませんのでご安心ください。ただ、Polygonチェーンからの入金はしばしば停止することがありますので、送りたい仮想通貨が送金できるかをBINANCEのサイトで確認するようにしましょう

おわりに

以上で今回の記事は終わりになります。今回は運が良かったですが、取り戻せないことの方が多いと思いますので、みなさま、十分にセルフGOXしないように気をつけましょう。

なお、セルフGOXした時に、ヒヨコロさんにヒヤリハットの事例の1つとして記事に取り上げていただいていました。とても分かりやすい記事になっていますのでぜひ読んでみてください。

【計算式紹介】【考察】PancakeSwapのHarvestの頻度について

はじめに こちらの記事は、以下の記事に関連する計算式の紹介になります。もし、本編の記事を読んでいない場合には、まずそちらをご覧ください。 最適頻度の計算式 ある日からステークを開始してx日ごとに収穫するとし、M日後の利益を考えます…

はじめに

こちらの記事は、以下の記事に関連する計算式の紹介になります。もし、本編の記事を読んでいない場合には、まずそちらをご覧ください。

最適頻度の計算式

ある日からステークを開始してx日ごとに収穫するとし、M日後の利益を考えます。
なお便宜上、Mはxで割り切れるとして計算します。

A : ファームによる1日当たりの利益
k : プールによる1日当たりの利益率
d : 1回当たりのガス代(取引手数料)

補足:収穫・ステークの2ステップが必要なため、ガス代に2が掛けてあります

{ }の中を考えると、

ここで、相加相乗平均の関係より、

であるため、

となります。このうち、等号が成立するのは、

の時となります。以上が、最適頻度の求め方になります。

最適頻度の欠点(本編記事の再掲)

注意していただきたいのが、こちらで紹介した最適頻度は理論上の話であり、実際に運用する上では必ずしも最適とは限りません

別ページに求め方を掲載していますので、そちらを見てもらうと分かるかと思いますが、ざっと思いつくだけで以下のような欠点があります。

  • プールにステークしたトークンを収穫して再度ステークすることを考慮していない
  • 1日当たりの利益(率)を一定として計算している
  • 1回当たりのガス代を一定として計算している
  • トークンの価格変動による影響を考慮していない

1つ目の再ステークに関しては、頑張れば式に入れて計算を行うことができると思いますが、2つ目以降の内容は、予想ができないため、どうしても理論の域を出ることはないと思います。

この記事は、運用利益を高めることを考えたときの参考になればという考えから考察したものになります。私自身、金融数学の専門という訳では全くありませんので、計算式が間違っていたり、よりよい考え方があるかもしれません。そうした知見をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非ともコメントやTwitterなどでご意見を伺わせていただければと思います。

【考察】PancakeSwapのHarvest(収穫)の頻度について

PancakeSwap(パンケーキスワップ)とは みなさん、PancakeSwapをご存知でしょうか。こちらは、バイナンススマートチェーン(BSC)上で動いているDEXの1つになります。 PancakeSwapに限らず、DEXではファームにステーク(仮想通貨の流動性を提供)することによって…

更新:2022/02/11

はじめに

こんにちは、薬学生です。

みなさん、PancakeSwapをご存知でしょうか。こちらは、バイナンススマートチェーン(BSC)上で動いているDEXの1つになります。

PancakeSwapに限らず、DEXではファームにステーク(仮想通貨の流動性を提供)することによって、その見返りとしてトークンをもらうことができます。もらえるトークンを専用のプール(トークン単体をDEXに預ける)することによって、複利を得ることが可能であるため、ある程度トークンが貯まったら、Harvest(ハーベスト・収穫)を選択してトークンを受け取り、そのトークンをプールに(あるいは再度LPトークンとしてファームに)ステークしているかと思います。

今回は、このHarvestに関して最も効率のよい頻度を考察しました

もちろん、この話はPancakeSwapに限らず、他のDEXでも同様です。ここでは、知名度の高いPancakeSwapのケースの例を交えて解説したいと思います。

Harvestの最適頻度

結論から伝えますと、以下の式で求められる頻度でHarvestを行うのがよいと考えました。

最適頻度 = 2×√d/Ak

d : 1回当たりのガス代(取引手数料)
A : ファームによる1日当たりの利益
k : プールによる1日当たりの利益率

この式の求め方につきましては、以下のページに掲載しましたのでそちらをご参照ください。

こちらの式に基づいて、ためにし以下の条件で計算してみたところ、PancakeSwapの最適頻度は約62日となりました(2021年9月14日時点)。このように、どのDEXでどの銘柄の組合せを選択するかによって、最適頻度は大きく変わってきますので、実際に運用する時には注意が必要です。

PancakeSwap
ファーム:CAKE-BNB
プール:CAKE earn for CAKE (manual)
ファームのステーク額:500ドル

最適頻度の欠点

注意していただきたいのが、こちらで紹介した最適頻度は理論上の話であり、実際に運用する上では必ずしも最適とは限りません

別ページに求め方を掲載していますので、そちらを見てもらうと分かるかと思いますが、ざっと思いつくだけで以下のような欠点があります。

  • プールにステークしたトークンを収穫して再度ステークすることを考慮していない
  • 1日当たりの利益(率)を一定として計算している
  • 1回当たりのガス代を一定として計算している
  • トークンの価格変動による影響を考慮していない

1つ目の再ステークに関しては、頑張れば式に入れて計算を行うことができると思いますが、2つ目以降の内容は、予想ができないため、どうしても理論の域を出ることはないと思います。

この記事は、運用利益を高めることを考えたときの参考になればという考えから考察したものになります。私自身、金融数学の専門という訳では全くありませんので、計算式が間違っていたり、よりよい考え方があるかもしれません。そうした知見をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非ともコメントやTwitterなどでご意見を伺わせていただければと思います。

この記事の次のステップ

こちらの記事を踏まえて、ヒヨコロさんより深掘りした記事を書いていただきました!

ヒヨコロさんの記事では、実際に最適なコンパウンドの頻度を求めるための計算シートを公開したりしており、こちらの記事に興味を持たれた方は必読の内容となっておりますので、ぜひそちらもチェックしてみてください。

NFTの市場の将来性について思うこと

NFTとは、非代替性トークン(Non-Fungible Token)のことであり、ブロックチェーンのシステム上にあるデータのことを指します。これは、ビットコインなどと同じで、複製することができません。そのため、存在が唯一無二であることが担保されます…

NFTとは

NFTとは、非代替性トークン(Non-Fungible Token)のことであり、ブロックチェーンのシステム上にあるデータのことを指します。
これは、ビットコインなどと同じで、複製することができません。
そのため、存在が唯一無二であることが担保されます。

データであれば、画像・動画・ゲームのキャラクター・音楽といったすべてのものがNFTになりえます。

また、このNFTは、作ろうと思えば誰でも作ることができます。
実際に作成してみたい方は、ネットで検索すると作り方が見つかるかと思います。
私自身は、BINANCEのNFTのページでNFTが作れるとのポップを見かけました。
その他、個人的にnafterというNFTの販売・購入ができるサイトが近日中に公開されるらしく、そのロゴやページの雰囲気から、今後人気を集める可能性があるのではないかと期待しています。

なぜNFTの価値が上がっているのか

ではなぜこのNFTの価値が上がっているのでしょうか。

その理由の1つとして、投資目的で購入されることが多いと考えます。
みなさんニュースで見かけたかも知れませんが、Twitter社CEOのJack Dorsey氏の最初のツイートに2.9百万ドル(日本円で3億円)超の値段がついたことがありました。

https://www.cnbc.com/2021/03/22/jack-dorsey-sells-his-first-tweet-ever-as-an-nft-for-over-2point9-million.html

このように、NFTに非常に高値がつくことがあるため、投資目的で購入する方が一定数いると考えます。

NFTはこれからも価値が上がっていくのか

NFTの価値は上がっていくのでしょうか。
気になって調べたところ、NFTの市場規模は今年2月以降盛り上がりを見せはじめ、8月に一気に急上昇していることがわかります。

NFTの市場規模の推移(2021年8月28日現在)https://nonfungible.com/market/history

しかし、市場規模は8月6日に最高値をつけて以降、減少トレンドに移行しています。もちろん、NFTの市場はできたばかりであるため、この後も減少するとは限りませんし、私自身もまだ一定の規模で市場は継続するのではないかと考えています。

今後NFTが拡大するかを考える時に、私は以下の2点が鍵を握ってくるかと思います。

  • ユーザー数を増やせるか
  • NFTに価値を見出すか

1つ目の「ユーザー数を増やせるか」についてですが、現在NFTの売買を行っているアクティブユーザー数は3万人程度です。

NFTのアクティブユーザー数(2021年8月28日現在)https://nonfungible.com/market/history

このユーザー数の少なさの理由としては、仮想通貨の参入障壁が大きいという点が挙げられます。
例えば日本で始めようとした場合、bitFlyerコインチェックなどで仮想通貨を購入し、その仮想通貨をBINANCEなどに送金して、NFTを購入する必要があります。
もちろんNFTの買い方を説明するサイトなども登場していますが、仮想通貨=危ないといった感覚を持っている方もいるのが現状かと思います。
今後、仮想通貨が一般的に広がれば、そうした障壁はなくなっていくかと思いますが、日本でそこまで仮想通貨が普及するのには、まだまだ時間がかかると考えます。

2つ目の「NFTに価値を見出すか」について、私自身が疑問に感じていることになります。
「NFTを所有していなくても、パソコン・スマホ上でNFTの画像や音楽を見たり聴いたりすればよいのでは?」「わざわざお金を出して買う価値があるものなのか?」と感じてしまっています。
もちろん投資という観点から言えば、NFT市場が盛り上がりを見せ、価格が上昇する間は購入することで金銭的メリットがあるため、買う価値があると考えます。
ただ、純粋にNFTが欲しいと思うユーザーが一定数いないと、市場が拡大することはないと思います。

こうした中、Louis Vuittonが創業者の生誕200年記念として公表したLOUIS THE GAMEにおいて、NFTアートが登場するとのことで注目を集めました。こうした既存の人気ブランド・著名人×NFTという組み合わせは、収集欲を刺激して、盛り上がりを見せる可能性が高いと思います。
なお、以下にLOUIS THE GAMEのHPで掲載されていた写真を載せていますが、ブランドのイメージを体現した、洗練されたグラフィックに目を奪われます。
(恥ずかしながらまだプレイしていなかったので、この記事を書きながらダウンロードしましたので後ほどプレイしてみます)

まだまだ始まったばかりのNFT、その価値を私自身正確に理解できていないのだと思います。
今後、NFTや仮想通貨が社会にどれだけ浸透するかを見極めていきたいと思います。

少しGameFi(ブロックチェーンのシステム上で動くゲーム。ゲーム内のコインなどがトークンであり、ゲームをプレイしてお金を稼げる。代表例はAxie Infinity)の話になってしまいましたが、こちらの将来性についても自分なりに考えるところがあるため、今度そちらも記事にしたいと思います。

まとめ

以上、まとめると以下の通りです。

  • NFTとはブロックチェーン上にあるデータのことで、唯一無二の存在
  • NFTは今年盛り上がりを見せているものの、一部のユーザーにしか普及していない
  • 今後もNFT市場が拡大するかは、『仮想通貨の普及具合』・『NFTを所有したいという価値観の醸成』が大きく関わっている