【環境保護×ブロックチェーン】DOVU:環境保護プロジェクトを紹介

はじめに みなさんDOVUをご存知でしょうか。詳しくは後で紹介しますが、こちらはブロックチェーン技術を利用して環境を保護することを目的としたプロジェクトになります。環境保護といえば、世界的にトレンドがきているトピックで…

更新:2022/02/08

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はじめに

みなさんDOVUをご存知でしょうか。詳しくは後で紹介しますが、こちらはブロックチェーン技術を利用して環境を保護することを目的としたプロジェクトになります。

環境保護といえば、世界的にトレンドがきているトピックですね。SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)という言葉も、今や一般常識と言えるレベルまで広く浸透したかと思います。

今回は、今トレンドがきており日本でも注目度が高まってきているDOVUについて紹介したいと思います。

なお、環境保護関係のプロジェクトについてもまとめた記事もありますので、合わせてお読みください。

カーボンニュートラルとは

まず、DOVUの説明に入る前に、『カーボンオフセット『カーボンニュートラルの説明をしたいと思います。この考え方を正しく理解することで、DOVUの価値の理解が深まると思います。環境省公式サイトによると、カーボンオフセットとは以下のような考え方になります。

カーボンオフセットとは、日常生活や経済活動において避けることができないCO2等の温室効果ガスの排出について、まずできるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、どうしても排出される温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方です。

要は、『温室効果ガスを排出する代わりに、温室効果ガスを削減する取り組みに投資する』ということですね。

そしてカーボンニュートラルとは、『カーボンオフセットの取組を更に進め、温室効果ガス排出量の全量をオフセットする』という考え方になります。カーボンオフセットの上位互換の考え方といったところでしょうか。

最近ではテレビなどでもカーボンニュートラルについて紹介されているためご存知の方も多いかと思いますが、日本政府として『2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指す』という目標を掲げ、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めています。環境省では脱炭素のための特設サイトを設けていますので、詳しく知りたい方はそちらをチェックしてみてください。(余談ですが、カーボンニュートラルの更に上位互換の取り組みとして、カーボンマイナスという取り組みも存在していたりします。)

DOVUの見どころ

それでは、DOVUの見どころについて移っていきましょう。今回は大きく以下の3つについて紹介いたします。

  • カーボンオフセットの仕組み
  • DOVUの良いポイント
  • DOVUの最新の動向
カーボンオフセットの仕組み

まず、DOVUではどのようにカーボンオフセットの取り組みを売買するかを紹介いたします。結論から言いますと、以下のようなモデルになっています。

  1. 農家がCO2を減らす取り組みを行う
  2. DOVUが農家のCO2削減取り組みに問題がないかチェック
  3. DOVUが農家にcDOV(NFT)を発行する
  4. 農家がcDOVをDOVUが運営するNFTマーケットで販売する
  5. カーボンオフセットをしたいユーザーがDOVを利用してcDOVを購入する

農家がCO2を減らす取り組みをして、削減されたCO2をカーボンオフセットをしたいユーザーが購入するという流れになります。DOVUは農家とユーザーを繋ぐ役割を担っていることが分かりますね。

なお、名前が似ているので注意いただきたいのが、cDOVとDOVの関係性です。cDOVは『CO2 1トンのオフセットを証明するNFT』のことを指し、DOVは『cDOVを購入するために使えるユーティリティトークン(一般的なトークン)』となっています。なお、日本人一人当たりの年間CO2排出量が9~10トン程度とのことなので、個人でカーボンニュートラルを実現するには、cDOVを10個購入すれば良いということになりますね。

DOVUの良いポイント

では、DOVUについて個人的に良いなと思った2つのポイントを紹介したいと思います。

1つ目は、DOVUのプロジェクトに参加することで農家が新たな収入を得られるという点です。日本の農業で言いますと、農業従事者全体の60%以上の方の収入が500万円以下となっております。また、農業は天候に大きく左右され、台風などの被害に遭うと、収入が激減するという可能性もあります。もちろん、実際にcDOVを販売することによりどの程度の収入を得られるのか分からないと確かなことは分かりませんが、そうした農業従事者の新しい収入源となり得ることに、個人的に期待を寄せています

また2つ目は、CO2排出量の可視化を進めている点です。DOVUのCarbonMarketCapというサービスでは、現在Ethereumチェーン上にあるプロジェクトのCO2排出量を表示しております。こうして見ると、USDTが群を抜いてCO2を排出していることが分かりますね。また、CarbonCalculatorという仮想通貨を利用する個人の取引によるCO2排出量を表示するツールも構築しているとのことです。(なお、私が試しに計算しようとしたところうまく動作しませんでした。)こうしたCO2排出量の可視化は、カーボンニュートラルを実現する時に最初に必要になってくるツールであり需要が高いと考えます。実際に、後述するDOVUの説明会で、割と有名な企業からCO2計算ツールが注目されているとの説明がありました。

Carbon Market Capの様子 2021/10/26

DOVUの動向(11月まで)

まず比較的最近の動向としまして、10月8日に日本向けAMA(Ask Me Anything:DOVU説明会)が英語・日本語併用にて開催されました。その説明会の話の中から、2つの大きな動向について紹介いたします。なお説明会自体は1時間以上になりますが、DOVUについてもっと知りたい方は以下からご確認ください。

1つ目に、NFTマーケットプレイス『カーボンマーケットα』を2021年第4四半期にオープンする予定との発表がありました。カーボンマーケットαでは、DOVトークンを利用してcDOVを購入することができるようになると思われます。まさに、DOVUのプロジェクトの根幹とも言えるカーボンオフセットの売買機能が実装されるということですね。

BtoB(企業間)のマーケティングを進めているとの話も説明会の中でありましたので、マーケットがオープンした後に、実際にcDOVを購入してカーボンオフセット(あるいはカーボンニュートラル)を実施する企業がどの程度出てくるのかが注目ポイントだと思います。

2つ目に、国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)に関する言及がありました。COP26は名前から想像がつく通り、気候変動など環境問題に関して各国が集まって議論する会議であり、11月1日から12日にかけて開催されます。説明会の中では、COP26に向けて現在パートナー企業と最終調整中であり、詳しいことは話せないがぜひ期待しておいてほしいとの話がありました。

そして、10月25日に公開された最新のDOVUのPVの冒頭で、インダストリーリーダーとして『日立製作所・Microsoft・グラクソスミスクライン・ユニリーバ』の4社が紹介されていました。動画が公開された当初、この4社がDOVUのパートナー企業ではないかと注目を集めましたが、この4社はCOP26の協賛企業であり、DOVUのパートナー企業ではないとのことです。

DOVU公式の動画より抜粋

なお、COP26に合わせたタイミングでは、DOVUからそこまで大きな発表はありませんでした。

DOVUの動向(12月)

『カーボンマーケット』オープン

12月16日に、カーボンマーケットがオープンしました。サイトは以下のような見た目をしています。

一つのプロジェクトを見てみましょう。こちらのプロジェクトだと、販売を開始して24時間経たないうちに、6トン分のCO2のオフセットが購入されていますね。また、実際にCO2削減の取り組みを行なっている農家さんの顔が分かるので安心感があります

また、添付文書として、以下のようなCO2削減を実施したことを証明する第3者機関の報告書も確認することができます。透明性がありますね。

ちなみにカーボンオフセットを購入しようとしたところ、現在は$DOVでは購入できず、クレジットカード決済にしか対応していないようでした。ただ、当初の予定だと$DOVで購入となっておりますので、$DOVでの購入に対応するのも時間の問題かと思います。

おわりに

以上、DOVUについて紹介いたしました。DOVUのシステムについては私自身、全貌を理解できているかと言われるとまだまだ理解が追いついていない状況ですので、理解が深まりましたら、随時記事を更新したいと思います。

これまでも環境保護という観点は重要だと言われていましたが、その重要性はこれからも高まり続けると考えられます。そうした時代に最新のテクノロジーを利用して、環境問題に取り組むというDOVUの企業理念が個人的にとても好きです。まだまだ世界的にブロックチェーンに対する理解が浅いため、DOVUへの関心度も低いと思いますが、今年のCOP26などを通じて、DOVUの取り組みが世界に広く知れ渡っていくことを願っています。

なお、DOVUと同じように環境保護を目的としたSavePlanetEarthというプロジェクトについても紹介しておりますので、合わせて読んでみてください。

参考記事

今回の記事を書くにあたっては、以下の日本語記事を参照させていただきました。合わせてチェックしてみてください。以下、記事の時系列順に紹介しています。なお、一部DOVとcDOVを混同している記事もありましたのでご注意ください。CO2 1トン分のカーボンオフセットの証拠となるのはcDOVです。

【環境系NFT /Carbon Credit $DOV】👦Hermit Boy✨によるDOVU調査と未来への展望!🌏👩‍🌾 -Hermit Boyさん-

環境対策にNFTを活用、カーボンオフセットのトークン化に注目が集まる -コインテレグラフ日本版広告制作部-

環境系トークン「DOVU」とは?? -ドリオジのクリプトLAB-

個人でも気軽にカーボン・オフセットができる時代へ|MINのウラナミVol.352

【Avalaunch・Intersola】ローンチパッド2選の紹介

はじめに みなさんローンチパッドをご存知でしょうか。ローンチパッドとは新しいプロジェクトのIDOをホストするプラットフォームのことを指します。今回は、個人的にオススメのローンチパッドを紹介したいと思います…

更新:2021/12/03

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はじめに

みなさんローンチパッドをご存知でしょうか。ローンチパッドとは新しいプロジェクトのIDO(Initial DEX Offering)をホストするプラットフォームのことを指します。

最近ブロックチェーンゲームに興味を持ち始め、ブロックチェーンゲームを取扱うローンチパッドについて色々と調べていました。今回は、そうして調べたローンチパッドの中から、個人的にオススメのローンチパッドを紹介したいと思います。なお、あくまで個人的意見ですので、最終的にどのローンチパッドを利用するか、そもそもローンチパッドを利用しないのかは各自で判断いただければと思います。

なお、後ほど紹介しますが、Intersolaについては運営がずさんな印象があります。投資を行うかどうかはよく検討の上判断いただければと思います。

オススメポイント

結論から言いますと、今回個人的に良いなと思ったローンチパッドは『Avalaunch『Intersolaの2つになります。2つのローンチパッドについての紹介の前に、なぜこれらのローンチパッドが良いと思ったのかを説明したいと思います。

一言で言いますと、これらのローンチパッドの良い点は、比較的少額の予算でも確実にIDOでトークンを購入できる点です

まず、一般的なローンチパッドで新規トークンを購入する方法を考えます。ざっと思いつくところでは、大きく以下のようなところかと思います。

  1. トークンを大量にステークし、確実に購入する
  2. 最小限のトークンをステークし、抽選をくぐり抜けて購入する(早い者勝ち)
  3. Gleamなどでタスクをこなし、抽選をくぐり抜けて購入する(早い者勝ち)

1の場合、新規トークンを購入するためには多額をステークする必要があります。例えば、RedKiteでEagleというTierに到達するためには、40,000RKPをステークする必要があり、現在の価格で約40,000ドル(440万円程度)必要となります。人によってこの金額をどう捉えるかは異なりますが、なかなか用意することが大変な金額かと思います。

また2・3の場合だと、抽選で当選しないといけないため確実にトークンを購入することができません。特に2の場合だと、わざわざある程度のトークンをステークしたのにも関わらず購入できないこととなり、かなりの機会損失と言えると思います。

では、AvalaunchとIntersolaではどうなっているのかを紹介したいと思います。

まずAvalaunchでは、ステーク量がどれだけ少なくても必ず新規トークンが配分されますなお配分量は、ステークしたXAVAの枚数が多ければ配分量も増えますが、2倍の枚数をステークすれば2倍貰えるという訳ではありません。また、ステークしているユーザーが購入するための時間を一定時間設けてくれているので、慌てて購入する(BOTと戦う)必要がないというのも魅力的だと思います。

次にIntersolaでは、最低でも400ISOLA(Intersolaの独自トークン)をステークする(Level1になる)必要があり、現在の価格で約100ドル(1.1万円程度)必要となります。こちらもこの最低限のステークによって、確実にトークンを購入することができます。先程紹介したRedKiteの話と比較すると、400分の1の金額で確実に新規トークンを購入できますね。なおIntersolaのレベル制度について詳しくはこちらをご確認ください。もちろん、Intersolaもステークしているユーザーが購入するための時間を一定時間設けてくれています

このように、『少額から参加可能』『早い者勝ちではなく、購入時間が設けられている』という2点からAvalaunchとIntersolaが魅力的だと感じました。

Avalaunch・Intersola紹介

それでは、AvalaunchとIntersolaについてもう少し詳細に紹介しようと思います。なお、こちらで紹介していないローンチパッドでも、同様に必ずトークンを獲得できるローンチパッドもあるかもしれませんので、各自で調べてみてください。それでは各ローンチパッドについて簡単に紹介します。

Avalaunchは、その名前からもわかる通り、Avalancheのチェーン上にあるローンチパッドになります。こちらでは独自トークンのXAVAをステークすることによって、IDOに参加することができます。XAVAプールのAPRは現在2.7%ですので、完全にIDOを目的としたプールになっています。こちらのプールはステークする時に2%の手数料を取られますが、ロック期間も2日程度ですので、資金の出し入れがしやすいというのも特徴の一つとして挙げられると思います。なお、公式サイトにはXAVAを購入できる別プロジェクトへのリンクを分かりやすいところに置いてくれていない点が少し不便です。PangolinというDEXにて購入することが可能ですので、そちらを利用すると良いかと思います。

なお、Avalaunchの始め方につきましては、以下の記事にまとめていますので参考にしてください。

Intersolaは、こちらも名前からわかる通り、Solanaのチェーン上にあるローンチパッドになります。こちらでは独自トークンのISOLAをステークすることによって、IDOに参加することができます。こちらに至っては、ステークしても利息を得ることはできません。IDOのために保証金としてお金を預ける感じですね。また、ステークしたISOLAを最後にステークした日から15日以内に引き出す場合には、ペナルティとして最大20%の手数料を引かれてしまいますので注意が必要です。とはいえ他のローンチパッドでは、8週間経たないと手数料がかかるといった中々に厳しいペナルティがあるので、比較的良心的な期間だと言えるかと思います。なお、IntersolaではTier制を導入しており、必ずしもステークしているISOLAが多いほど、IDOで配分される量が多くなるとは限りませんのでご注意ください。というのもステーク量が多くても、同じレベル内であれば同量が配分されるためです。(例:ISOLA 400枚と800枚は共にレベル1なので配分量が同じ)なお、12月からレベル1に必要なISOLAの枚数が400枚から1,000枚に変更されますのでご注意ください。

なお、IntersolaはSNSの更新頻度が少なかったり、ウェブサイトの管理が行き届いていない印象です。また、IDOを実施しているプロジェクトのTwitterのフォロワー数や更新頻度も少なめです。もちろん過去にIDOを実施した実績がありますのでスキャムではありませんが、プロジェクトの経営スキルが足りていない印象ですので、投資をする際にはぜひご自身の目で確認して検討の上投資するようにしましょう

Intersolaの公式サイト

なお、今回紹介しました2つのローンチパッドの他にも、比較的少額で確実にトークンを購入できるローンチパッドが増えてきています。また、IDOによって必要となるTierが異なりますので、例えばGameFiなどでも1,600ドル(約18万円)分ステークすることで確実に購入できる場合があります。こまめにIDOの情報をチェックするしかないですね。

また、今回紹介したローンチパッドを含め、ブロックチェーンゲームを取り扱っているプラットフォームを深掘りした記事もありますので、ぜひそちらもお読みいただければと思います。

補足

なお、今回紹介した確実にトークンを購入できるローンチパッドですが、逆の見方をすると『お金を沢山持っている人はより多くのトークンを購入でき、お金を少ししか持っていない人は少量しかトークンを購入できない』と捉えることもできると思います。要は、貧富の差が拡大する社会みたいな感じですね。そのため、必ずしもこのステークした量に応じてトークンを購入できるという方法がベストとは言えないのかなと思います。全ユーザーに一番公平なのは、『完全抽選制で、当選したユーザーは早い者勝ちではなく一定量を購入できる』という仕組みなのかもしれません。もちろん、どのようにIDOを実施するかは、運営者が決定する話なので、投資家側が関与することはできませんが、個人的にはフラットな世界だと良いなと思ったりしています。

おわりに

以上でローンチパッドについての紹介を終わりたいと思います。それにしてもIDOの世界は広く、調べれば調べるほど出てきますね。まとめ記事を書いたはずがその後にいくつも漏れが見つかったりして、情報収集力の低さを実感しています。これからもこのジャンルを注目していきたいと思っておりますので、調べてわかったことをこのブログで発信していこうと思います。

【雑談】仮想通貨の雲・雨・傘

はじめに みなさん、『雲・雨・傘』という言葉を聞いたことがあるでしょうか。仮想通貨の投資をしていく中で、この意識が重要だなぁと思いましたので、今回はこちらをご紹介したいと思います…

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はじめに

みなさん、『雲・雨・傘』という言葉を聞いたことがあるでしょうか。仮想通貨の投資をしていく中で、この意識が重要だなぁと思いましたので、今回はこちらをご紹介したいと思います。

仮想通貨の雲・雨・傘

では、本題に移りたいと思います。早速ですが『雲・雨・傘』とは何かと言いますと、【家を出る時に空に雲があるのを見て、雨が降るだろうと考え、傘を持って出かける。】この一連の流れを事実・予測・行動の3つに分けて整理するということです。なお、ここで言う雲・雨・傘とは以下の通りとなります。

  • 雲:客観的な事実
  • 雨:雲を元にした予測
  • 傘:雨を元にした行動

余談ですが、元々この『雲・雨・傘』という言葉はコンサルの業界でよく使われている言葉かと思います(私自身はコンサルに関する書籍を読んでいる時に出会いました)。

この考え方を仮想通貨に当てはめると以下のようになります。

  • 雲 PancakeSwapがNFTマーケットを開設すると発表
  • 雨:PancakeSwapでNFTを取引したいと考える人が増え、ガバナンストークンのCAKEの需要が高まる(CAKEの価値が上がる)と予測
  • 傘:CAKEを購入

とても当たり前のことなのですが、これの何が大事かと言いますと、『雲と雨を混同しないこと』『他人が傘を持っているのを見て真似をするのではなく、自分で雲を見て、雨が降ると考え、傘を持って出かけること』がとても大事になります

『雲と雨を混同しないこと』とは、客観的な事実と個人的な意見を混同させないということです。ネット上では、誰かの雨(個人的な意見)があたかも雲(客観的な事実)のように述べられていることがあります。そこの見極めができないと、確証も無い情報に流されてしまいます。そのため、常に批判的に情報に接する必要があると思います。(念のためですが、ここで言う批判的にと言うのは、何でもディスると言う意味ではなく、懐疑的に接すると言ったニュアンスです。要は「それあなたの感想ですよね?」と言えるかどうかを考える感じですね。)

次に、『他人が傘を持っているのを見て真似をするのではなく、自分で雲を見て、雨が降ると考え、傘を持って出かけること』についてですが、『他人が傘を持っている』という事象を1つの『雲』として捉えて、これまであの人が買っていた銘柄は価格が上がっていたから今回も期待できると考え(雨)、自分も買う(傘)というのも、ある意味では『雲・雨・傘』に則った行動と言えるかもしれません。

ただ、このような行動を取っていると、自分で期待できる銘柄を選ぶというスキルが身に付かなくなってしまいます

また、参考にした他人がどのような雲から雨を予測し傘に至ったのかを確認しないと、その方が間違ったロジックで行動を取っていた時に、自身も無意識のうちに間違えてしまいます。誰しも間違いはありますし、同じ情報を見てもどう捉えるのかは人によってバラバラです。そのため、誰かの傘を元に行動するのは不確実性が高くなる(リスクが高くなる)と思います

今回は『雲・雨・傘』という切り口から話をしましたが、ポイントをまとめると、『二次、三次情報ではなく、一次情報を見て、自分で判断しよう』ということになります。まさにDYOR (Do Your Own Research)ですね。

おわりに

以上で今回の雲雨傘の話を終わりにいたします。

もちろん、アーリーアダプター層としてイノベーター層の後追いをする戦略を否定するものではありません。私自身一次情報を入手するということを徹底できている訳ではなく、他人が傘を持っているのを見て動くことが頻繁にあります。そうした現状を打開して、自分で生の情報を見つけて、解釈して、発信できるようになりたいという自戒の意味を込めて書いています。

なお、私自身の『傘』はなるべく表に出さないようにしています。その理由として、まだまだ未熟者なので自分の行動を公言するのに抵抗があるというのもありますが、他者の判断に影響を及ぼしたくないからという考えもあります。

そのためこのブログでは、なるべく客観的な『雲』を紹介して、おそらく多くの方が導けるであろう普遍的な『雨』を紹介するということを心懸けています。もちろん、どのプロジェクトの紹介するのかという点でサンプリングバイアスがかかっていますが、その点はご容赦ください。

以上、あとがきが長くなってしまいましたがこの辺りで。

【解説】GameFiプラットフォームを徹底比較

はじめに みなさんGameFiをご存知でしょうか。現在GameFiのローンチが盛んに行われており、ローンチ用のプラットフォームがいくつも存在する状況です。今回はそんなGameFiプラットフォームについて深掘りしていきたいと思います…

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更新:2021/10/31

はじめに

みなさんGameFiをご存知でしょうか。GameFiとはブロックチェーン技術を利用したゲームのことを指します。有名なものとしては、AxieInfinityなどがありますね。これらのゲームの注目のポイントは、『Play to Earn』つまりゲームをプレイしてお金を稼げるということです。実際にフィリピンの農村部などでは、仕事としてAxieInfinityをプレイする方がいるとのとこです。

現在そうしたGameFiのローンチが盛んに行われており、ローンチ用のプラットフォームがいくつも存在する状況です。先日、GameFiプラットフォームを大まかに紹介しましたが、今回はよりGameFiプラットフォームについて深掘りしていきたいと思います。なお前回の記事は以下になりますので、よろしければ読んでみてください。

GameFiプラットフォーム比較

それではGameFiプラットフォームについて比較していきたいと思います。前回の記事では、新しいGameFiプロジェクトのIDO(Initial DEX Offering:ゲーム内のトークン・アイテムの先行販売)を実施しているローンチパッドのこと』を広くGameFiプラットフォームと呼んでいましたが、今回はその中で特にGameFiプロジェクトに特化しているプラットフォームに焦点を当てて紹介いたします。

早速ですが、GameFiプラットフォームについてまとめたものが以下になります。(※GamifyClub、RocoFinanceを追加しました 2021/10/23)

比較してみると、GameFiプラットフォームごとに特色がありますね。各プラットフォームについては以下で紹介しますのでざっくりと個人的な印象を話しますと、PancakeGamesは他のGameFiプラットフォームとは違った路線を攻めているように見受けます。また、運営者の名前を公表しているGameStation・GameFi・Gamestarter・RocoFinanceは透明性が高く、運営に信頼を置きやすいなと感じています。

なお、こちらでまとめている機能の他にも、まだ公開されていないだけで今後実装されていく機能もあると思いますので、各自で最新の情報を追いかけるようにしましょう。

各GameFiプラットフォーム紹介

では、今回比較しました各GameFiプラットフォームについて個別に紹介していきたいと思います。

PancakeGames
公式サイト Twitter

PancakeGames(パンケーキゲームズ)は、まだプロジェクトが始まったばかりのプラットフォームです。上記の表でもまとめましたが、PancakeGamesではIDOの他にもゲームの攻略サイト・イベント開催・プロゲーマーチーム養成など様々なサービスを実施予定とのことであり、より総合的なGameFiプラットフォームと呼べると思います。すでに日本の株式会社BIGBANGとの提携などが公表されており、これからの展開が気になるプラットフォームです。PancakeGamesの紹介記事は以下になりますので、興味のある方はぜひご覧ください。

個人的にGameZoneはシステムがとてもシンプルで、とてもベーシックなGameFiプラットフォームという印象を受けました。GameZoneの紹介文を見ると、ブロックチェーンゲーム分野の課題を解決するためにGameZoneは活動しているとの説明があり、いわゆる「イシュードリブン」でプロジェクトを実施しており好感が持てます。まだCryptopolisというゲームのIDOしか実施しておらず、今後どのようなゲームのローンチに関わっていくのかが注目のGameFiプラットフォームになります。

Seedifyは、GameZoneと同様でとてもベーシックなプラットフォームだと感じました。公式サイトを見ていただけると分かりますがローンチ実績がとても多く、信頼のおけるプラットフォームと言えると思います。またSeedify公式の説明によると、『Seedifyのブランド、エコシステム、プロジェクト、製品につながるユーティリティ(機能)を持ったNFTを実装予定とのことです。どのようなユーティリティなのかが非常に楽しみなプラットフォームになります。

GameStationはかなり最近開始したプラットフォームになります。公式サイトを見ると分かりますが、まだ実装されていない機能がたくさんある状況です。またGameStationのIDOが10月28日にGameFiなどのプラットフォームで開催される予定です。現在のところランク制度について言及がないため、どのようなシステムになるのか気になりますね。また、参加者がトークンをデポジットし、優勝者がその賞金を受け取れる「大会開催機能」を実装予定とのことであり、 ブロックチェーンゲーム分野の成長に寄与するのではと期待しています。

他のプラットフォームがローンチパッドとしての機能がメインである中、GAMERSEはローンチパッドを機能の1つとして捉えている点が印象的です。そしてGAMERSEの機能の中では、アバターエコシステムを導入していることが一番注目すべき点かと思います。ユーザーはGAMERSEを利用することでアバターを入手することができ、プロフィールに設定できるとのことです。そしてDecentralandのアバターをGAMERSE上で売買できるようにしたり、将来的にはGAMERSEのアバターを他のバーチャル世界で利用できるようなシステムを構築することを目指しています。名前もゲーム+メタバースであり、これからトレンドがくる可能性が高い分野ですので注目ですね。

GameFiは、GameFi特化のプラットフォームの中では比較的古参のプラットフォームかと思います。これまでに10個近いプロジェクトのIDOに関わっているほか、ゲーム内アイテム(NFT)の販売も実施しており、現在勢いのあるプラットフォームと言えるかと思います。また今後、スカラーシップ制度(ゲーム上で必要なモンスターなど(NFT)をレンタルする仕組み)を実装予定とのことです。スカラーシップ制度は冒頭に紹介したAxie Infinityで利用されている制度になりますので、ある程度の需要があるのではないかと予測されます。

ENJINSTARTER
公式サイト Twitter

ENJINSTARTERは、GameZoneなどと同じようにとてもベーシックなプラットフォームと言えると思います。またTier制がありますが、トークンをステークするのではなく、ウォレット内で保有するだけでOKという仕組みになっています(公式の説明)。ENJINSTARTERは、すべての人に『worlds beyond worlds」(先の世界, 新しい現実』を提供するという使命を掲げており、メタバースに関わるイベントのスポンサーなども実施しています。これからのメタバースの発展への寄与に期待ですね。

Gamestarterでは、今後新しいウェブサイトの公開や5個以上のIGOが予定されております。また、公式の説明を見ると、ゲームのレビューを書くことでGAMEトークンを貰うことができるとのことです。そのほか、βテストに参加することでもGAMEトークンを貰えるとのことであり、ゲームプレイヤーの新しい稼ぎ方を提供してくれることに期待が寄せられます。

GamifyClubは、他のプラットフォームと比べてギルド管理に力を入れているプラットフォームになります。ギルドとはゲームコミュニティの一種で、ギルドオーナーがギルドメンバーにゲームで必要なNFTをレンタルし、ギルドメンバーは報酬の一部をギルドに納めるといったシステムになります。要は先ほど紹介したスカラーシップ制度を導入したコミュニティですね。Solana上には、IDO後に150倍にも価格が上昇したStarAtlasなどのゲームが存在するため、そうしたゲームのギルド需要をいかに取り込めるかが鍵になってくると思います。なお、GmifyClubについては先日IDOを実施したばかりであり、まだまだこれからのプラットフォームになります。

RocoFinanceは、開発者にとって使い勝手の良いプラットフォームだと感じました。というのも、ブロックチェーンゲームを開発する上で必要となる決済システムやソフトウェア開発キットなどのインフラ機能を、RocoFinanceが用意してくれているからです。先日Avalaunch上でIDOを実施したばかりの生まれて間もないプラットフォームですが、RocoFinanceを使いたい開発者が増えてくることが期待されます。

以上簡単ですが各プラットフォームの紹介になります。ここでは紹介しきれていませんが、プラットフォームごとにまだまだ特色がありますので気になったプラットフォームについて調べてみてください。

おわりに

以上で今回の記事は終わりになります。こうした情報を比較しつつ、どのプラットフォームが今後波に乗るのか考えてみるのも楽しいですね。GameFi全体が波に乗って、全てのプラットフォームが盛り上がるということもありえるのかなとも思います。GameFiプラットフォームがうまく影響しあって、GameFi全体で盛り上がって欲しいですね。

また、なるべく各サイトから情報を正確に拾ってきたつもりですが、もし間違い等ありましたらコメントしていただけると助かります。他にも、こんなGameFiプラットフォームもあるといった情報がありましたら、Twitterにて連絡いただけますと助かります。

【まとめ】GameFiプラットフォームを徹底紹介

はじめに みなさんGameFiをご存知でしょうか。GameFiとはブロックチェーン技術を利用したゲームのことを指します。今回は、GameFiプラットフォームについて調査したことを紹介したいと思います…

更新:2021/10/30

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はじめに

みなさんGameFiをご存知でしょうか。GameFiとはブロックチェーン技術を利用したゲームのことを指します。有名なものとしては、AxieInfinityなどがありますね。これらのゲームの注目のポイントは、『Play to Earn』つまりゲームをプレイしてお金を稼げるということです。実際にフィリピンの農村部などでは、仕事としてAxieInfinityをプレイする方がいるとのとこです。

現在そうしたGameFiのローンチが盛んに行われており、ローンチ用のプラットフォームがいくつも存在する状況です。今回は、そうしたGameFiプラットフォームについて調査したことを紹介したいと思います。

GameFiプラットフォームとは

GameFiプラットフォームについて正確な定義はありませんが、ここでは『新しいGameFiプロジェクトのIDO(Initial DEX Offering:ゲーム内のトークン・アイテムの先行販売)を実施しているローンチパッドのこと』を広くGameFiプラットフォームと呼ぶことにします

なお先日紹介したPancakeGames(パンケーキゲームズ)は、IDOの他にも、ゲームの攻略サイト・イベント開催などのサービスを実施する予定とのことであり、より総合的なGameFiプラットフォームと呼べると思います。PancakeGamesの紹介記事は以下になりますので、興味のある方はぜひご覧ください。

GameFiプラットフォームまとめ

では、GameFiプラットフォームについて一気に紹介します。なお、今回紹介するプラットフォームは、GameFi専門のローンチパッド、総合的なローンチパッドの両方を含んでいます。またこちらで紹介するプラットフォーム以外にもGameFiプラットフォームが存在している/出現してくる場合は大いにありますので、各自で最新情報を確認するようにしてもらえればと思います。

とてもたくさんありますね。もはやプラットフォーム戦国時代とすら呼べるかもしれません。それぞれのプラットフォームでは独自トークンを発行しており、独自トークンを保有することによって、IDOやエアドロップに参加することができたりします。言うなれば優待チケットを購入する感じですね。もちろん、プラットフォームによって開催されるIDOは異なってきますので、どのプラットフォームが良いか検討した上でトークンを購入するようにしましょう。

それぞれのプラットフォームに関する詳しい情報なども紹介したかったのですが、予想以上にプラットフォームが沢山あったので、そうした情報は今後増やしていければと思います。各GameFiプラットフォームの詳細については、以下からご確認いただければと思います。

GameFi専門プラットフォーム

PancakeGames
公式サイト Twitter

ENJINSTARTER
公式サイト Twitter

GameFiを取扱うプラットフォーム

RedKite (PolkaFoundry)
公式サイト Twitter

LIGHTHOUSE (Seascape)
公式サイト Twitter

なお、今回紹介したGameFiプラットフォームの中で、よりゲームに特化したプラットフォームを深掘りした記事もありますので、ぜひそちらもお読みいただければと思います。

おわりに

以上でGameFiプラットフォームについての紹介を終わりたいと思います。とてもたくさんありますね。なかなか情報についていくのが大変だなぁとつくづく思います。個人的には全ての情報を追い続けることは物理的に困難ですので、Twitterなどでの盛り上がりを見つつ、対応するチェーンなどで適宜取捨選択しながら情報を追っていきたいなと思います。

また、なるべく各サイトから対応しているブロックチェーンの種類を正確に拾ってきたつもりですが、抜け等があるかもしれませんので、気づいた方はコメントしていただけると助かります。(どのチェーンをターゲットにしているかってあまり書いてくれていないものですね)他にも、こんなGameFiプラットフォームもあるといった情報がありましたら、Twitterにて連絡いただけますと助かります。

【PancakeGames(パンケーキゲームズ)】新規GameFiプラットフォームを徹底解説

こんにちは、薬学生です。みなさんPancakeGamesをご存知でしょうか。こちらは2021年9月に始動したブロックチェーンゲームのプラットフォームになります。今回はPancakeGamesの動向についてまとめましたので紹介いたします…

更新:2022/02/03

目次

◯はじめに

こんにちは、薬学生です。

みなさんPancakeGames(パンケーキゲームズ)をご存知でしょうか。こちらは2021年9月に始動したばかりのブロックチェーン上のゲーム専門のプラットフォームになります。

こちらについて最近Twitterにて少し話題になっており、興味を持ちましたのでPancakeGamesについて調べました。今回はそうして分かったことをまとめましたので紹介いたします。

なお、GameFiプラットフォームについて比較した記事もありますのでぜひお読みください。

また、SHANTIについては個別記事も書いておりますのでそちらもご確認ください。

◯PancakeGamesとは

まずPancakeGamesのホワイトペーパーを見てみましょう。PancakeGamesと$GCAKEを混同して利用していると思いましたので、意訳しております。

Pancake Games is a new NFT gaming platform community token that connects various NFT projects and PancakeGames holders with a variety of content.

PancakeGamesは、様々なNFTプロジェクトと$GCAKEホルダーをつなぐ、新しいNFTゲームプラットフォームのコミュニティです。

では、具体的にPancakeGamesはどのようなサービスを展開していくのでしょうか。公式サイトに記載してある内容をまとめるとざっと以下の通りです。

  • NFTゲームのIDO(Initial DEX Offerring)のプラットフォーム
  • NFTゲームに関する総合攻略/レビューサイト
  • NFTゲーム内の新アイテムの先行販売
  • NFTゲームの大会・イベントの開催

要は『NFTゲームのまとめサイト』といったところでしょうか。またこれまでのゲームで存在していた非公式のまとめサイトと異なり、ゲーム運営者と連携し、NFTゲームの新トークンや新アイテムの販売を実施することとしており、より総合的なゲームコミュニティと言えると思います。

また、PancakeGamesでは遊び要素としてガチャ機能の実装を予定しております。具体的な内容は明らかになっていませんが、恐らく$GCAKEトークンを利用することでレアなNFTが当たるガチャを回せるのだと思います。

ほかにも、ユーザーのPancakeGamesの利用頻度(NFTのエアドロップ参加率など)を元にしたランキング制度を設ける予定とのことです。このランキングが高い人限定のキャンペーン・ガチャなどを予定しているとのことです。コミュニティにユーザーが定着しやすいシステムを考えていますね。

ここでは紹介しきれませんが、プロゲーマーの育成、プロゲームチームの結成、YouTuber・eスポーツとの連携なども予定しております。詳しくは公式サイトをご確認ください。

そのほか、PancakeGamesに世界中の14の会社が投資をしております。具体的な会社名などはまだ明らかにされていませんが、こうした情報が明らかになることによってより、$GCAKE価格に大きな影響を与えることが予想されます。どのような会社なのか期待が膨らみますね。

◯PancakeGamesの動向(〜10月)

では、10月の動向について紹介いたします。

●BIGBANGとの連携

まず10月初旬に、株式会社BIGBANGとの提携が発表されました(参考記事)。私自身は詳しく知りませんでしたが、株式会社BIGBANGはスマホゲームやパチンコなどを運営しており、それなりに知名度があるみたいです。

ただ、BIGBANGは直近の決算では赤字となっています参考記事)。必ずしも赤字が悪いという訳ではありませんが、投資の上で一つ判断材料になるかと思います。

●韓国モバゲー協会会長のアドバイザー就任

また10月11日に、韓国ブロックチェーンコンテンツ協会/韓国モバイルゲーム協会会長がアドバイザーとしてPancakeGamesに参画することが発表されました。こうした好材料が10月に入り順次公表されたことによって、注目を集めてきています。

●$GCAKE総発行量の50%バーン

PancakeGamesのガバナンストークンであるGCAKEは、総発行量が10兆枚と決まっているのですが、10月中旬時点で5兆枚(総発行量の50%)がバーン(運営者がトークンを使用不可能にすること)されています。これによって、トークン自体の希少性が高まり、トークン価値が下がりにくくなっています。

画像
PancakeGames公式のツイートより 2021/10/12

●ロードマップ公開

10月13日にロードマップが公開されました。その中で公表された内容は以下の通りです。

  1. ERC20-BEP20間のブリッジ →11月に実装
  2. CoinMarketCap・Coingeckoへの登録 →11月に実装
  3. キービジュアルの公開 →11月に実施
  4. $5,000のエアドロップ →11月に実施
  5. PancakeGamesホルダー限定のNFT配布キャンペーン →未実施
  6. PancakeGamesのオリジナルNFT販売 →未実施

公式のツイートを見ると、上記の内容は今年中に実施される内容と思われます。12月18日時点で、すでに1~4については達成済みとなっています。(詳しくは11月の動向の項目で紹介しています)

ここでは未実施の5,6についてもう少し詳しく紹介します。

5.NFT配布キャンペーンですが、GCAKEを保有していると『レジェンド級のNFT』を受け取ることができるとのことです。受け取れるNFTについての情報はまだ明らかになっていませんが、今後PancakeGamesの中でレジェンド級NFTを持っているユーザー限定のイベント・エアドロップなどが実施される可能性もあると思います。

6.オリジナルNFT販売についてですが、「our one and only NFT」とのことですので、PancakeGamesとして販売する唯一のNFTということかと思われます。5.で紹介したレジェンド級NFTとの関係がまだ分からないですね。これからのアナウンスに注目です。

●日本コミュニティ発足

続いて日本コミュニティについての紹介です。非公式ではありますが、ぽるんさんが主体となってPancakeGames日本コミュニティを立ち上げてくださっています。この記事を更新している11月18日現在、参加者数が800人近くなっております。かなりの規模のコミュニティですね。コミュニティ内での有益な情報の共有なども行われておりますので、PancakeGamesの最新情報を確認したい方はぜひ参加してみてください

PancakeGames日本コミュニティのアナウンス ぽるんさんのTwitter 2021/10/19

◯PancakeGamesの動向(〜11月)

次に11月の動向について紹介します。

●キービジュアル公開

11月中旬に、以下の2枚の画像が公開されました。1枚目は女性のキャラクターの画像です。杖のようなものを持っていて、魔法が使えそうな雰囲気です(個人的な感想です)。2枚目の画像は、奥に城と城に襲いかかるような巨人らしき岩が写っています。RPG的な世界観でワクワクしますね。なお、すでに日本のBIGBANGというゲーム会社との提携が発表されていますが、こちらは、まだ公表されていないゲーム会社によって開発中のゲームのビジュアルとのことです。要はすでに2つのゲーム作品の開発が進行しているということになると思います。期待が膨らみますね。

●ブリッジ開通

まずそもそもブリッジとは何なのかを解説しようと思います。

現在、PancakeGamesのユーティリティトークンである$GCAKEは、EthereumとBSCの2つのチェーン上に存在しております。ブリッジとは、Ethereum上の$GCAKEとBSC上の$GCAKEを交換できるようになるということです。

ブリッジを実施するとアナウンスされた時点で、Ethereum上の$GCAKEとBSC上の$GCAKEとでは価格差が数倍ありました。そのため、BSCの$GCAKEの価格に釣られてEthereumの$GCAKEの価格も上がるだろうという期待から、ブリッジ開始までEthereumの$GCAKEの価格が上昇しました。私自身も、BSCとEthereumの価格の間で収束するだろうと予測しておりました。

しかし、過度な過熱感と、ブリッジ直後のゲームローンチ延期の発表などの影響により、ブリッジ直後に$GCAKEの価格はブリッジ直前のEthereumの$GCAKE価格よりも下落しました

この時、Twitter上で多くの意見が出ておりましたが、$GCAKEの流動性が低い点、ホルダー数が少ない点などにより、価格変動(ボラティリティ)が非常に大きいという点は、今後も注意が必要になります

なお、ブリッジのやり方を紹介しますと、Multichainを利用して実施することになります(なお、元々はAnySwapという名称でしたが、名称変更を実施したようです)。Multichainの「Router」から$GCAKEを送ることができます。以下、ブリッジの注意点です。

  • ブリッジ手数料は0.1%(最小手数料340,000$GCAKE、最大手数料68,000,000GCAKE)
  • 680,000$GCAKE〜400,000,000,0004GCAKEまでブリッジ可能
  • ブリッジの所要時間の目安は10〜30分
  • 68,000,000,000$GCAKE以上のブリッジの場合、最大12時間までブリッジに時間がかかる
Multichainのアプリ画面

●ゲームのメイキング映像・追加ビジュアル公開

また、ブリッジのタイミングに合わせて、以下の2つの発表がありました。

1つ目は、製作中のゲームのメイキング映像です。これで、ひとまずPancakeGamesがしっかりゲームを製作しようとしていることが分かりますね。なお、ツイートによりますと、日本の巨大アニメスタジオがこの動画製作に関わっているようです

作成中のゲームのメイキング映像 PancakeGames公式のTwitter 2021/11/29

また、BIGBANGが製作中のゲームに登場すると思われるモンスターの原画が公開されました。モチーフは魚×ワニといったところでしょうか。

画像

●スキャム発生

ブリッジ実施の前後で、テレグラムでスキャムに引っ掛かったとの話を耳に挟みました。テレグラムはPancakeGamesに限らずスキャムだらけですので注意するようにしましょう。よくあるスキャムの事例と対策方法をまとめた記事を書きましたので、まだ慣れていない方は読むことを強くオススメします。

スキャム
スキャムとは「詐欺」のことで、仮想通貨業界では、他人を騙して法定通貨や仮想通貨を不正に入手することを指す。(COINPOSTより引用)

◯PancakeGamesの動向(〜12月)

それでは12月以降の動向を見ていきましょう。

●追加ビジュアル公開・BIGBANG公式発表

追加のビジュアルが2種類公開されました。1枚目のビジュアルはすでに公開されていた女性キャラクターと同じ服装をしていますね。プレイできるキャラクターの見た目を選択できる感じになることが予想されます。

次に、男性キャラクターのビジュアルも公開されました。いかにも勇者といった感じの見た目をしていますね。また、このビジュアルの公開に合わせて、BIGBANGの公式サイトにおいて、正式に「PancakeGamesとの提携のお知らせ」が公表されました。これで、BIGBANGの名前を騙った詐欺といった可能性はほぼ無くなったと言えます。

●2作品目のメイキング映像公開・エアドロップ予告

12月19日に、製作中の2作品目のゲームのメイキング映像が公開されました。映像を見てもらうと分かりますが、11月末に公開されたゲームと同系統のゲームであることが予想されます。なお、これまでも1作品目と2作品目の情報がバラバラに公開されており、11月末に公開されたメイキング映像も2作品目の映像だったのではないかという声も上がっていました。真相は不明ですので、公式の発表を待つしかないですね。

また、この2作品目のゲーム内で利用できるトークンが、$GCAKEホルダーにエアドロップされると発表されました。なお、12月22日に開催されたエアドロップでは、BSC版の$GCAKEホルダーのみがエアドロップの対象でしたが、このエアドロップではEthereum版の$GCAKEホルダーも対象となっています。

2作品目のメイキング映像の公開 PancakeGames公式のTwitter 2021/12/19

●新ゲーム『Sky frontier』の発表・NTF販売

12月22日に、BIGBANGが製作中のゲームのタイトルが公表されました。その名も、

SKY FRONTIER(スカイフロンティア)

どこかファイナルファンタジーを彷彿させるようなタイトルパッケージになっていますね。また、まだ本格運用は始まっていませんが、SkyFrontierの公式アカウントも存在しています。

また、SkyFrontierのアイテム(NFT)を2022年2月に販売するとのアナウンスがありました。このアイテムの購入には$GCAKEが必要です。そして購入に利用した$GCAKEの50%はバーンされます。$GCAKEの希少性が高まるので価格が下落しにくくなると考えられますね。

SkyFrontierのお知らせ PancakeGames公式のTwitter 2021/12/22

◯PancakeGamesの動向(~1月)

2022年1月以降に明らかになった情報を紹介します。

●CEX「MEXC」に上場

1月6日に、PancakeGamesはCEXであるMEXCに上場しました(CEX:Centralized EXchange、従来の中央管理型の仮想通貨取引所のこと)。これにより、これまで以上に$GCAKEを購入しやすい状況となっています。

画像

●『SKY FRONTIER』トークン発行・公式サイトオープン

SkyFrontierのゲーム内で利用できる$GSKYが2022年1月21日に発行されました。また24日には、SkyFrontierの公式サイトが公開されています。公式サイトではストーリーやゲーム内容など、詳しく紹介されていますので、プレイしたい方はそちらもチェックしましょう。

また、公式サイトオープンに合わせて、株式会社BIGBANGがプレスリリースを出しているほか、ファミ通App4Gamer.netにおいてSkyFrontierの特集記事が公開されています。公開当日には、各サイトの記事ランキングで瞬間1位を獲得するなど、盛り上がりを見せています。

●新プロジェクト『SHANTI』始動

PancakeGamesは新たに『SHANTI』というプロジェクトに出資し、パートナー関係を結びました。SHANTIについての公式の説明は以下の通りです。

SHANTI is a social lending project. Through our platform, you will be able to lend money to anyone, anywhere in the world.
Over 2 billion people in the world are underbanked. These people do not have access to banking services and therefore, they can not save, invest, and even borrow money. This leads to a number of crimes and does not show any significant decline.
SHANTI aims to solve this problem using crypto and blockchain technology.

SHANTIは、ソーシャルレンディングのプロジェクトです。私たちのプラットフォームを通じて、世界中の誰にでも、どこにでもお金を貸すことができるようになります。
世界には20億人以上の銀行口座を持たない人々がいます。これらの人々は銀行サービスを利用できないため、貯蓄や投資、そしてお金を借りることさえできません。そのため、多くの犯罪が発生しており、銀行口座を持たない人口はそれほど減少していない状況です。
SHANTIは、この問題を暗号技術やブロックチェーン技術を使って解決することを目指しています。

SHANTIのMediumより

要はレンディングのプロジェクトですね。レンディングだと、AaveCompoundといったサービスが有名かと思います。すでにSHANTIのトークンは発行されておりますが、まだWebサイトが公開されていないため、サービス開始はまだ先になるかと思われます。

関連リンク:Twitter Medium ホワイトペーパー 個別解説記事

●TTXとパートナー提携

PancakeGamesは新たにTTXとパートナー契約を結びました。TTXは日本発のプロジェクトで明日花キララなどの有名女優×NFTのサービスを展開しているほか、TTX.FINANCEという、ファーミングサービスも展開しています。2月1日現在だと、$TTXとそのLPトークンのみステークすることができますが、$GSKYのステーキングが近日開始する予定です

TTX.FINANCEのサイト

◯PancakeGamesの動向(2月〜)

最後に、2022年2月以降に明らかになった情報を紹介します。

●『Sky Frontier』新着情報

2月1日に、早速SkyFrontierについて新しくクリエイターとキービジュアルが公開されました。公開されたクリエイターは以下の2人になります。

<<アートディレクター>>
前田ヒロユキ氏
アニメとイラストを習っていた学生時代。デザイナーとして社会人となり、ミッキーマウスの商品開発などを手掛ける。松下進師に師事し、キャラクター製作、コーディネイト、世界観設定などで中核となる。主に週刊ファミ通の表紙を18年間担当しており、1000号を期に2008年に独立、現在はフリーとして活動している。

<<シナリオライター>>
沢上水也氏
ライトノベル作家でデビュー、現在はライター、小説家として活動。「シャムロック」シリーズ、「プライベートポリス」は、警察が民営化された設定の学術研究都市を中心とした武市と、隣接する古都・星月夜市を舞台の共通した設定の作品を書いている他、ザクセスヘブンの原案の一部や設定、ソウル・キャリバーⅥなど近年はゲームシナリオやキャラクターシナリオを多数手掛けている。

株式会社BIGBANGのプレスリリースより

また、キービジュアルについても以下の通り、新しく公開されています。個人的に、MonsterHunterのジエン・モーランを彷彿とさせるビジュアルだなぁと感じました(分からない方すみません)。最大4~8人でヌシ討伐を実施することができるようですので、純粋にゲームとして楽しみです。

画像
PancakeGamesのツイートより

●ゲームのローンチ時期は?

では、結局SkyFrontierはいつからプレイできるのでしょうか。結論から言いますと、2022年第1四半期に予定されています

早くて2月、遅くても3月にはローンチされるということになりますね。2月中にゲーム用のNFTの販売が予定されておりますので、ゲームローンチは3月になるのが順当なのかなと思います。早くゲームがプレイできることを期待して待つしかありませんね!

We’ve been going through lots of discussions with BIGBANG. In order to launch the high quality game, we’ve decided to delay the launch of the game in the year 2022, 1Q. We are proud of the decision that we’ve made and the games that are developed right now are simply amazing✨

BIGBANGと多くの議論を重ねてきました。クオリティの高いゲームをローンチするために、ローンチを2022年の第1四半期に延期することにしました。私たちはこの決定に誇りを持っていますし、開発中のゲームはとにかく素晴らしいです✨

PancakeGames公式のツイート(2021/11/29)

$GCAKE・$GSKY・$SHNの購入方法

では$GCAKE・$GSKY・$SHNの購入方法について説明します。現状、$GCAKEはEthereum上とBSC(バイナンススマートチェーン)上に存在しております。また$GSKYと$SHNはBSCのみです。それぞれの購入の仕方について簡単に説明します。詳しい入金の方法などは、日本語で解説記事がたくさんあるかと思いますので、ここではざっくりとした手順の紹介のみとさせていただきます。なお、こちらで紹介する手順以外の方法でも始めることは可能ですので適宜お調べの上、始めてみてください。

Uniswap/SushiSwapで$GCAKEを購入する場合(Ethereum)

  1. 日本の仮想通貨取引所(bitFlyerやコインチェックなど)で$ETHを購入
  2. 仮想通貨取引所から、MetaMaskなどのウォレットに$ETHを送金
  3. MetaMaskをUniswap/SushiSwapと接続
  4. $ETHをUniwap/SushiSwapで$GCAKEにスワップ

※11/26現在、Uniswapで$GCAKEを購入できません。SushiSwapでは購入できます。

なお、Ethereum上の$GCAKEのチャートについてはこちらから確認することができます。

Token Ticker: GCAKE
Contract Address: 0x5f944b0c4315cb7c3a846b025ab4045da44abf6c
Chain: Ethereum Network

Pancakeswapで$GCAKE・$GSKY・$SHNを購入する場合(BSC)

  1. 日本の仮想通貨取引所(bitFlyerやコインチェックなど)で$ETHや$XRPを購入
  2. BINANCEなどの海外の仮想通貨取引所に仮想通貨を送金
  3. BINANCEで仮想通貨を$BNB(BSCの通貨)にコンバート
  4. BINANCEから、MetaMaskなどのウォレットに$BNBを送金
  5. MetaMaskをPancakeSwapと接続
  6. $BNBをPancakeSwapで$GCAKE・$GSKY・$SHNの中から好きなトークンにスワップ

なお、BSC上の$GCAKE・$GSKY・$SHNのチャートについては以下から確認することができます。

チャート:$GCAKE$GSKY$SHN

Token Ticker: GCAKE
Contract Address: 0x61D5822DD7b3Ed495108733e6550d4529480C8F6
Chain: BSC Network

Token Ticker: GSKY
Contract Address: 0x4A69720907de25683Dc649131d70e2a68765c216
Chain: BSC Network

Token Ticker: SHN
Contract Address: 0xd77fef555f2595f60c0B2289E770781A71053457
Chain: BSC Network

おわりに

以上でPancakeGamesについての紹介を終わりたいと思います。まだまだ明らかになっていない情報が多く、サービス自体も開始していないですが、今後PancakeGamesがどのように成長してくのか楽しみですね。もちろん失敗に終わる可能性もあると思いますが、GameFiはこれから波がくる分野だと思いますので、じっくり成長を見守りたいと思います。

【Pythonコード紹介】【実体験】OpenSeaでNFTを販売して実感したこと

はじめに

こちらの記事は、以下の記事に関連するPythonのコードの紹介になります。もし、本編の記事を読んでいない場合には、まずそちらをご覧ください…

はじめに

こちらの記事は、以下の記事に関連するPythonのコードの紹介になります。もし、本編の記事を読んでいない場合には、まずそちらをご覧ください。また、本編は仮想通貨とは全く関係のない内容になっております。

実際のコード

では、ざっとコードを紹介します。 Scikit-imageというライブラリが優秀ですね。これによってinput_pathに保存されている写真をモザイクアートに変換することができます。

import glob

from skimage import color
from skimage import io
from skimage import segmentation

input_path = "加工前の写真のフォルダ"
output_path = "加工後の写真の保存フォルダ"

files = glob.glob(input_path +"*")   # 加工する写真のパスを取得

for file in files:
    file_name = file[-10:-5]  #写真の名前を取得
    
    # モザイク化
    img = io.imread(file)
    label = segmentation.slic(img, compactness=30)

    # 保存
    out = color.label2rgb(label, img, kind='avg')
    io.imsave(output_path + file_name + "_re.png", out)

こうして出来上がった作品が以下の通りになります。いや〜プログラミングって便利ですね。最近は加工アプリも出ているのでわざわざプログラムを書かなくても簡単に加工ができますしね。

おわりに

以上、簡単ですがPythonでのコードを紹介しました。需要があるかは分かりませんが、今後はたまにプログラミングについても更新していきたいです。

OpenSeaで販売することも、自分で体験できてよかったと思っています。本腰を入れてNFTを売り出していくつもりはないですが、せっかくなのでモザイクアートのアカウントは残すつもりですし、気が向いたら風景画を足していこうかなと思っています。もし、CryptoMosaicを入手してみたいという方がいらっしゃいましたら差し上げます(もちろん購入いただいても大丈夫です)のでTwitterでご連絡ください。

【実体験】OpenSeaでNFTを販売して実感したこと

はじめに 現在、NFTのブームがきていますね。 私もこの流れを受けて、試しに短期的にNFTの販売を実施しました…

目次

はじめに

現在、NFT(非代替性トークン)のブームがきていますね。インフルエンサーのイケハヤさんが中心となって、ムーブメントを起こしており、イケハヤさんがプロデュースするCryptoNinjaをEXILEの関口メンディーさんが購入したことを受けて、さらにNFTの人気が上昇しそうな予感です。

CryptoNinjaの購入を喜ぶ関口メンディーさんのTwitter 2021/09/30

私もこの流れを受けて、自分が気に入ったNFT作品を購入したりしているのですが、せっかくなので試しに短期的にNFTの販売を実施しました。なお、販売したと言いましたが売れていません笑。正確には売ろうとしてみただけになります。今回はそれを受けて感じたことをお伝えしようと思います。

なお、今回はOpenSeaにてNFTの販売を実施しました。OpenSeaとは、Ethereum(イーサリアム)・Polygon(ポリゴン)上のNFTを作成・販売・購入できるプラットフォームで、現在NFTマーケットのシェアで圧倒的なNo.1を誇ります。

OpenSeaでのNFTの販売

では、実際にOpenSeaでNFTを販売するために実施したことを紹介します。 

  1. コンセプト決定
  2. 各種アカウント作成・OpenSeaでコレクション作成
  3. NFTの作成(ミント)
  4. Twitter上で宣伝

1. コンセプト決定

当然ですがNFTを売る上では作品がないと売れません。また、私自身は美術のスキルがないため、今回は写真をPythonで加工して作品を作ることにしました。コンセプトとしてはズバリ『モザイクアート』。以下のように写真をモザイク状に仕上げる事で作品を作成しました。

なお、こちらは既存のライブラリを利用して作っているだけですが、ご参考までにそちらのコードについては以下の記事で紹介いたします。

また、現状風景画などのアート作品よりも、Twitterなどでアイコンにできる人物画の方が需要があるだろうとの判断から人物画を作成しています。個人的には風景画の方が好きなのですが。。なお、一応OpenSea上で「モザイク」などの単語を調べて、似た作品が出ていないことを確認しました。

また、他の作品との差別化を考えた時に、絵のレベルではもちろん太刀打ちできませんので、作品にその人物や舞台となった場所に関するショートストーリーを添えて、購入者にしか見えないように設定にすることとしました。なお、もちろんプライバシーの観点から架空の設定を織り交ぜています。

以上、マーケット分析もそこそこにOpenSeaに飛び込みました。

2. 各種アカウント作成・OpenSeaでコレクションを作成

次にOpenSea・Twitterのアカウントを作成しました。アカウント名・TwitterIDなどは後で修正もできますので、ひとまず公式に従って作成すれば問題ないかと思います。なお、Instagramについて作成することも考えましたが、InstagramはTwitterと異なりリツイート機能がない(=短期的に作品の認知度を向上させるのが難しい)と判断し今回はパスしました。

また、OpenSeaのコレクションを作成しました。コレクションとは言うなればNFT作品のブランド名になります。有名なイケハヤさんを例に使わせていただくと、アカウント名は「ikehaya_JP」、コレクション名は「CryptoNinja NFT」となります。

なおコレクションを作るときは、「Create」ではなくアカウントの画像にカーソルを合わせると下に表示される「My Collections」を選択し、そこから「Create a collection」を選択しましょう。(下の画像の赤で囲んだ場所です)

また、コレクションを作成するときに、以下のようにロイヤリティ(二次流通時のクリエイター報酬)・ブロックチェーンの選択(Ethereum・Polygon)といった選択があります。今回は、ロイヤリティ7.5%、ブロックチェーンはPolygonに設定しました。

また、OpenSeaとTwitterのアカウントをそれっぽい感じに仕上げました。アカウントを作成するときは、OpenSea上で人気のあるコレクションの説明やTwitterを参考にしました。また、今回は海外にも発信できるようにOpenSeaは英語、Twitterの一言は英語、ツイートは英語と日本語の併用としました。OpenSeaのコレクションはこちらです。

OpenSeaのコレクション

3. NFTの作成(ミント)

次にOpenSeaでNFTをミントしました。ちなみに、この作業も無料で実施する事ができます。(Ethereumを選択した時は確認しておりません)

なお、一度ミントした作品はブロックチェーン上に記録されるため、プロパティを修正することはできません。注意して作成するようにしましょう。ちなみに今回は、「Unlockable Content」を選択し、購入者だけが確認する事ができる情報を追加しました

そうして作成したNFTが以下になります。ご参考までですが、こちらから詳しいプロパティとかを確認することができます。

4. TWitter上での宣伝

最後にTwitterで宣伝をしました。まず、インフルエンサーなどNFT関係のアカウント、NFTのエアドロップ(無料配布)をしているNFTアーティストの方のツイートをリツイートしているアカウントをフォローしました。そしてNFTのエアドロップを実施することをツイートで謳いながら、フォロワーを増加させました。もちろん、こちらも他のNFTアーティストさんや海外のエアドロップ関係のツイートを参考にしながら実行しました。

そして、エアドロップの実施しますというツイートをしたあたりで、この実験を終了しました。せっかく30人程度の方にフォローしていただいたのに申し訳ないです。。

販売して感じたこと

結論から言うと、OpenSeaでNFTを売り出すことは簡単です。ただ、売り出した商品が売れるかどうかはやはり別問題だなと感じました

恐らく、エアードロップをTwitterで呼びかければフォロワーをある程度増やすことは可能だろうと感じました。しかし、無料なら欲しいけどお金を払いたいとは思わないという域を出ないだろうなと思いました

また、投資目的で購入する者が多い中で、いかに自分の作品の希少性を強調したり、コミュニティの形成により市場価値を高めるかが鍵になると考えますが、そうしたプロデュースを片手間で実施するのは(現在の私には)不可能だと感じました

こうして振り返ると、イケハヤさんが9月29日にVoicyで発信していた内容がおっしゃる通りだなぁと実感いたしました。さすが日本を牽引するNFTプロデューサーです、、!

おわりに

売れるかどうかはともかく、自分の作品を気軽に売れるというのは楽しいですね!こうして自分で体験できてよかったと思っています。本腰を入れてNFTを売り出していくつもりはないですが、せっかくなのでモザイクアートのアカウントは残すつもりですし、気が向いたら風景画を足していこうかなと思っています。もし、CryptoMosaicを入手してみたいという方がいらっしゃいましたら差し上げます(もちろん購入いただいても大丈夫です)のでTwitterでご連絡ください。

【計算式紹介】【考察】トークンをステークする判断基準について(インパーマネントロスの観点から考察)

はじめに こちらの記事は、以下の記事に関連する計算式の紹介になります。もし、本編の記事を読んでいない場合には、まずそちらをご覧ください。 回収日数の計算式 LPトークンを2Sステークし、LPトークンの…

はじめに

こちらの記事は、以下の記事に関連する計算式の紹介になります。もし、本編の記事を読んでいない場合には、まずそちらをご覧ください。

回収日数の計算式

LPトークンを2Sステークし、LPトークンのペアのうち、片方の価値がa倍(a < 1)になった場合の、M日後の損益を考えます。なおLPトークンのペアのうち、片方はステーブルコインであり価格変動がないとします。

2S : 元本
k : LPトークンのステークによる1日当たりの利益率

まず、M日後の元本の増減は、以下のようになります。※こちらのサイトを参考にしています。

また、M日後のLPトークンをステークすることで得られる利益は、以下のようになります。

なお、LPトークンをステークして得られる利益は、「ステークしているLPトークンの時価 × 利益率」であり、M日後までの価格の推移によって変化するため、ここではステークと同時に価格がa倍になり、その後ずっと価格変動がないと仮定しています。(価格がa倍以上減少しないと仮定した時に得られる最小の利益を計算しています)

よって、M日後の資産の増減は、以下のようになります。

増減が0となるのは、以下の場合になります。

以上が、回収日数の求め方になります。

なお、トークン単体をステークする場合の考え方についても、上記のLPトークンの場合とほぼ同じになりますので割愛いたします。

この考察の欠点(本編記事の再掲)

注意していただきたいのが、こちらで紹介した考察は理論上の話であり、実際に運用する上では必ずしも成立するとは限りません。また、逆にこれより短い期間で元本が回収できる場合も少なからず起こります

別ページに求め方を掲載していますので、そちらを見てもらうと分かるかと思いますが、以下のような欠点があります。

  • 1日当たりの利益率を一定として計算している
  • トークンの価格がステークと同時に下落したと想定している(利益が少ない想定で試算している)

2つ目の内容について、利益が少ないケースを想定した方がよいと考えたため、そのようにしています。そのため、価格がなだらかに下落した場合には、この式で求まる日数よりも短い日数で元本を回収できます。逆に、価格が一時的に想定よりも下落し、そこから想定していた減少率まで価格が上昇した場合、この式で求まる日数よりも元本の回収に日数がかかる可能性があります

おわりに

この記事は、運用利益を高めることを考えたときの参考になればという考えから考察したものになります。そもそも論として、そのような価格変動が大きいと考えられるものに投資しないというのが正しいのかもしれません。ただ、外的要因(現在の中国恒大の債務不履行問題や各国の仮想通貨規制の動向など)により価格が変動することはありますし、言ってしまえば仮想通貨全般が価格変動が大きい分野ですので、目安として試算することは大事だと思います。

もし計算式が間違っていたり、よりよい考え方をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非ともコメントやTwitterなどでご意見を伺わせていただければと思います。

【考察】トークンをステークする判断基準について(インパーマネントロスの観点から考察)

はじめに みなさん、PancakeSwap(パンケーキスワップ)など分散型取引所で、トークンをファーム・プールにステークする時に、インパーマネントロス(変動損失)を考慮することがあるかと思います。 かく言う私も、「このLPトークンのペアだとAPRが高い!でも新興プロジェクトのトークンだから値下がりで損するかもしれないからどうしよう。」と考えることがあります。 そこで…

更新:2022/02/11

はじめに

こんにちは、薬学生です。

みなさん、PancakeSwap(パンケーキスワップ)など分散型取引所で、トークンをファーム・プールにステークする時に、インパーマネントロス(変動損失)を考慮することがあるかと思います。

かく言う私も、「このLPトークンのペアだとAPRが高い!でも新興プロジェクトのトークンだから値下がりで損するかもしれないからどうしよう。」と考えることがあります。

そこで、「もしトークンの価値が◆%減少したとしても、APRが⚫︎%だから、▲日でインパーマネントロスと相殺できる」といった計算の仕方について考えましたので、備忘録的にこちらでご紹介いたします。

インパーマネントロスの詳しい計算方法はこちらのサイトを参考にさせていただきました。なお、途中式が一部間違っていましたのでご注意ください(最終的な結果は合っています)。また、インパーマネントロスについてはたくさん解説記事が出ており、自動計算サイトなどもありますので、それらを活用すると良いと思います。

考察結果

結論から伝えますと、価格がa倍に減少したとしても、以下の式で求められる日数で、収支がトントンになると考えました

LPトークンをファームする場合

LPトークンのペアのうち片方はステーブルコインであり、価格変動がない想定です。

a : トークンの価格変化率 (例:半減ならa = 0.5、5%減ならa = 0.95)
k : LPトークンのファームによる1日当たりの利益率

トークン単体をプールする場合

LPトークンの式と似ていますが、LPトークンよりも価格変動による影響を受けやすくなっています

a : トークンの価格変化率 (例:半減ならa = 0.5)
k : トークンのプールによる1日当たりの利益率

これらの式の求め方につきましては、以下のページに掲載しましたのでそちらをご参照ください。

これらの式に基づいて、ためにし以下の2条件で計算してみたところ、BeefyでLPトークンをステークする場合は21日PearZap(Polygon)でトークン単体をステークする場合は125日で元本を回収できるとの結果になりました(2021年9月25日時点)。

LPトークンをステークする場合に比べて、トークン単体をステークする場合の方が元本の回収にかかる日数が6倍ほどになっていますね。もちろん、そもそものAPY(あるいはAPR)に差があることも一つの要因ですが、トークン単体でステークする方が、価格変動に大きく影響されるので、実際に運用する時には注意が必要です。

プロジェクト名BeefyPearZap(Polygon)
トークンPEAR-USDC LPPEAR(Auto)
APY/3652%0.8%
PEARの価格変動50%50%
元本の回収日数21日125日

※なお、こちらで紹介しているPearZapは2021年末でサービスを終了しております。

この考察の欠点

注意していただきたいのが、こちらで紹介した考察は理論上の話であり、実際に運用する上では必ずしも成立するとは限りません。また、逆にこれより短い期間で元本が回収できる場合も少なからず起こります

別ページに求め方を掲載していますので、そちらを見てもらうと分かるかと思いますが、以下のような欠点があります。

  • 1日当たりの利益率を一定として計算している
  • トークンの価格がステークと同時に下落したと想定している(利益が少ない想定で試算している)

2つ目の内容について、利益が少ないケースを想定した方がよいと考えたため、そのようにしています。そのため、価格がなだらかに下落した場合には、この式で求まる日数よりも短い日数で元本を回収できます。逆に、価格が一時的に想定よりも下落し、そこから想定していた減少率まで価格が上昇した場合、この式で求まる日数よりも元本の回収に日数がかかる可能性があります

おわりに

この記事は、運用利益を高めることを考えたときの参考になればという考えから考察したものになります。そもそも論として、そのような価格変動が大きいと考えられるものに投資しないというのが正しいのかもしれません。ただ、外的要因(現在の中国恒大の債務不履行問題や各国の仮想通貨規制の動向など)により価格が変動することはありますし、言ってしまえば仮想通貨全般が価格変動が大きい分野ですので、目安として試算することは大事だと思います。

もし計算式が間違っていたり、よりよい考え方をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非ともコメントやTwitterなどでご意見を伺わせていただければと思います。

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